午前中は霧雨が降って残材を運ぶ予定があった。どうしようかと迷っていると午後から晴れてくる。急遽積み込んで配達した。春に引き渡したところの残材がまだ置いてあった。置くスペースができて運ぶことになった。
手刻みの現場では材木の切れ端が多量に出る。作業場での刻みはもちろん現場が始まっても出る。ほぼ毎日ゴミ袋で2個くらいはある。毎日だから油断すると自宅倉庫が満杯になる。ゴミ袋は日光に弱く2,3ヶ月でボロボロになってくる。
なので現場から持ち帰った残材は一月以内に処分しないとならない。シートを被せたり陽の当たらない場所に保管する。薪ストーブをつけたお施主様はもちろん持っていくことにしている。で、今日やっと場所の確保ができて運ぶことにした。
現場ででた残材は杉材などが多く焚き付け用に使われる。ナラなどの薪だけでは薪ストーブは役に立たない。すぐ燃えて火力のある広葉樹の乾燥した小割材が必要だ。現場の残材は乾燥と言い小割りになっているし最高だ。
薪ストーブは着火してもすぐ暖かくならない。2,30分はかかるのでせっかちな方は小割を燃やして早く温める。杉などを小割してガンガン燃やせばすぐ熱くなる。ナラなど広葉樹は金さえ出せば買えるが杉材は買えない。
わざわざ製材所などから皮のついた材木を買って割っている方もいる。面倒だし未乾燥だ。その点現場から出たものは乾燥はバッチリだし鋸屑など汚れもない。さらに小割りにして燃やせばすぐ暖かくなる。
当社で建てた方の半分は薪ストーブをつける。建てた当時は残材があってもだんだん手に入らなくなる。当社も薪ストーブをつけた方のところは他には回せない。逆につけない方続けば倉庫が満杯になる。配達付きであげるともちろん喜ばれるから処分には困らないが。