朝一番で伐採の打ち合わせで山へ。広葉樹とカラマツを予定している。昨日午後から重機の搬入をして少し伐った。ザッと打ち合わせ後もう一つの山へ。こちらは私の山で樹齢50年ほどのカラマツ。
広葉樹の山はそれほど太い木があるわけではない。1本だけ栓の木があるが穴が空いているので柱には使えない。板とか上り框が取れる。あとは曲がりが大量に取れそうだ。
直径が50センチとか太い曲がりは在庫がある。30センチ以下の細い曲がりがなかなか手に入らない。伐採現場ではそういうのは皆チップ用に伐る。建築用材としては使えるとは思っていない。
古民家リフォームをやると30センチほどの曲がりが必要になる。市場に出回らないしどこでも在庫していない。逆に太いともったいと持っている場合がある。
それも無節で目が綺麗とか高額で売れる場合だけだ。リフォームにはそんな太いのは入らない。使えるのは細いものばかりだ。割れやすいし若いので目も綺麗ではない。
木こりは太い丸太は取っておくが細いのは需要がない。だから細い手頃な曲がりが見つからない。だから自分で山から出して在庫乾燥するよりない。伐採の立ち会ってスプレーで印をつけて長さを決める。
日焼けするほど現場に張り付いてあれこれと指図する。倒して長さを決めるのだがどの辺からどこまで使うかを支持する。この面倒な作業をしないと理想の曲がり材が取れない。もちろん面倒だなんて思っていないから明日も明後日も毎日山へ通う。