今日は暖かく晴れて春近しの感がする。明日は少し荒れそうだから現場養生をしっかりしないとならない。大工は今週でほぼ目処がつき来週後半には塗装に入れる。外部も防凍剤入りの仕上げをする。
鎧貼りの外部は塗装をウッドロングエコと言う塗料を使った。これは素材が自然素材でできており土壌汚染や水質汚染を引き起こさない。仕上がりも自然な感じで匂いもほとんどない。
塗り始めは無色透明で少しずつ濃いグレーに変わる。木材保護材なので表面に膜を作る従来の塗料とは違う。外部デッキとか肌に触れるようなところでもあまり害はない。経年変化で少しずつ色が変わり膜のように剥がれることはない。
しかも水性で塗りやすく工賃も安くなる。建材の外壁材などのように表面の膜が破れると劣化する性質のものは違う。古民家のような古臭い色という感じに仕上がる。欠点は雨のあたる部分とあたらない部分が色が違ってくる。どの塗料でも言えることだが。
内部は基本的に木部だけに塗る。杉材はアルコールで溶くニスをヒバ材は白木用のワックスで仕上げる。どちらもウレタンのような艶があまりない。自然な感じなのだが床だけはウレタン塗装をする。強度も違うし汚れがつきにくい。
シンナーの溶剤で塗るラッカーは乾燥が早く工期が早い。艶なしもできるが基本は艶がある。薄い膜を作るので無垢材は陽に当てると剥がれてくる。着色する場合が多いので自然な感じに仕上がらない。
今の住宅は無垢材仕上げより集成材とかベニアになる。無塗装仕上げはほとんどなく何らかの塗料を塗らないと日焼けしたり割れたりする。無垢材の無塗装は汚れやすいだけで仕上がりに違和感はない。アトピーとかの方に多い。