時折強く一日雨が降る。午前中は新築の現場へ行き資材の搬入。午後から打ち合わせ、その後リフォムの現場へ。夕方また新築の現場でお施主様と打ち合わせ。
増え始めたリフォームの見積もりで休日が埋まる。新聞広告のせいなのか年配者から電話やメールが来る。定年間際の50代後半が一番多い。築年数から言えば25年くらいだろうか。
水回りとか築年数で痛むところが出て来る。見積もりとか修繕を経験している方も多い。壊れたら待った無し状態でとりあえず直したのだろう。
その経験からリフォームは意外とかかるのを知る。老後を過ごす家のことを考えたらこのままではダメだと思うのだ。建て替えも視野に全面リフォームを検討する。
リフォームの業者は玉石混合で資格や許可もいらないので乱立状態だ。ほとんどは数の多い水回りを主目的にする。全体を見てリフォームできる業者は少ない。構造からデザインまで総合的に判断できるのはかなり経験を必要とする。
設計事務所とて木造に詳しくしかも工法まで理解して設計現場管理をできるものは滅多にいない。ほとんどはデザインが主体で構造や管理は工務店任せだ。だから大型のリフォームは工務店が主力だろう。
プレファブメーカーもリフォームには力を入れるが如何せん本音は新築だ。まだ現場管理できる人材や下請けの工務店が少ない。これからどこが力をつけていくのか混沌しているがあと2,三年もすると淘汰が進みリフォーム設計なんてのが出て来るかもしれない。