現場へ行った以外はずっと事務所。溜まった雑用を片付け図面やら見積もり。明日で業務が終了の業者が多く来週からお盆休み。ブログも16日までお休みする。
現場では外壁の板の仕上げに入って押縁をつけている。これは板を縦張りして継ぎ目にまた別な板を張る。雨漏りや板の縮みで隙間ができるのを防ぐ。仕上がりも影ができて彫りが深くなる。
板張りは縦に貼るのはこの方法しかない。横張りは南京下見張りとか鎧張りがある。他には板そのものにサネをつけて差していく方法がある。建材などと同じやり方である。
外壁の張り方は軒の出寸法によって変わる。軒の出がないと雨が当たる率が多くなるので水が切れるようにする。侵入もしにくくがっちり防水をする。サネをつけるのが一番で次は横張りだろうか。
縦張りは横殴りの雨で侵入する可能性があるので軒を少し出す。それと下地に防水性の断熱材やシートを貼る。完全防水の建材を使う場合はコーキングが決め手になるので隙間を開けてしっかり入れる。隙間が小さすぎるとコーキングが取れやすく雨が侵入する。
板を張る場合はコーキングで処理すると言うより軒の出や屋根形状で考える。軒の出のない場合は完璧なコーキング処理が重要になる。一度破れると相当量漏るのですぐ処理することが大事だ。どちらも欠点があるがコストの面で建材が選ばれる。