現場は左官の漆喰が今日にも終わる。ホタテ漆喰を使ったのは今回が初めてだ。塗り方も一回塗りでパテ処理もいつもと違う。慣れもあるが施工スピードは早いのだろう。
いつもの漆喰はノリとか海藻を含んだ漆喰を使う。下塗りをして仕上げ塗りをする。仕上げ塗りは薄くなるので漆喰は薄く塗る。だからコテが進むようにノリが入っている。
今回のホタテ漆喰は一回塗りなのだが継ぎ目の処理がある。手間はにたようなものだと思う。ただホタテ漆喰は石灰そのものなのでコテの滑りが渋い。
やり慣れない左官はいつものようなスピードで塗れない。その代わり一回で済むと言うのがメーカーのウリだがパテ処理がある。練った状態でクリーム状になって来るのでその手間もない。
慣れたら早くてコストが下がるのかもしれない。本漆喰は海藻の他にスサと言う糸のようなものが入っている。割れ防止だがホタテはこれがない。仕上がった感じは似たようなものだ。
何でもコストダウンの材料ばかりが開発されるが職人が慣れないとダメだ。慣れて来ると早くできてコストが下がる。今後も増えそうな気はするが職人が慣れるかどうかだ。