現場は今日も大工が続く。玄関前のたたきの型枠を剥がした。外部は下地が大体完了する。角波トタンとカラマツの板を貼る。材料は前の現場の残りがあって間に合いそうだ。
暑くもなく作業日和で外部の工事が進む。角波を貼る板金屋が忙しくてこれない。来週になってしまいそうだ。新旧の事務所の連結は新しい方の外壁次第だ。外壁もないのにくり抜くわけにはいかない。
あいも変わらぬ職人不足だが現場はあるのに着工できない。決して景気が良いわけでもないが仕事は溜まっているところが多い。当社も未着工が溜まってきた。
近隣の工業団地に大手のプレカット会社の集成材工場が稼働中だ。県産杉の集成材を作るのだが県内の森林組合から出荷される相当量を消費する。組合は安いとはいえ捌けるから良い。
問題はその材料を使って県内の住宅会社に攻勢をかけていることだ。グループ会社が何社かあって当市でも営業をかけている。影響を受けるのは地場の工務店や住宅会社だ。安い値段で攻めているからいずれ淘汰されるかも知れない。
外材プレカットを使う工務店などに県産杉の集成材で攻める。だからと言って手刻みの家なんて今更できない。そうこうするうちに製材所も倒産し県産材はプレカットしかなくなってくる。大手が県産材の家なんて宣伝したりして。