青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

今日は午前中は作業場で大工と打ち合わせ。午後からリフォームの打ち合わせ。解体の済んだ現場には基礎屋の重機が登場。近々入る予定で準備完了。 
 
リフォームは当社が20年前に建てた現場だ。久しぶりに隅々まで見せてもらった。漆喰を塗ったリビング部分はなかなか良い塩梅に古ぼけてきた。真壁で柿渋仕上げの板張りは古民家そのものになった。 
 
一部がビニールクロス貼りだが漆喰を見てしまうととても比べられない。時間の経過がこうも違いを際立たせてしまうのかと言う感じだ。やはりクロスはクロスだ。 
 
漆喰は汚れた空気を吸うのだがだからと言って汚れてくるわけでもない。二酸化炭素を吸着しさらに白くなる。こう言う現場を見ると汚れたビニールクロスとの対比がはっきりとわかる。 
 
漆喰を塗る職人が激減した今では誰でも簡単にできるのではない。下地からやりやすいようにして職人には少ない人数(ほとんど一人)でやれるようにする。そう言った現場が適正な価格で漆喰塗りができるのだ。 
 
下地も入り隅、出隅を減らすだけでも格段に早くなりしかも仕上がりが綺麗だ。ビニールクロスと同じ下地のままだと面倒だし時間もかかり高くなる。これではクロス貼りの何倍にもなってしまう。それもノウハウなのだが。