今日は気温が低めで夕方には寒くなる。外壁張りに精を出す大工は順調に貼り進め半分は終わった。月曜にも貼り終えるが一度塗装をしてから押し縁をつける。その後また塗装を完成する。
外壁用の板は私の山から出したカラマツを挽いた。60年もののカラマツがあって風で何本か倒れたので全部切った。またカラマツを植え直してある。孫の代には使えるようになる。
自分のものだから普段は作れない板を取った。板は年数の積んだものから出ないと抜け節が多くて使えない。逆に良いカラマツは梁や角材をとるのに勿体無い。節が多くてもカラマツは強度が多いので十分使える。
で、今度のカラマツは板材を大量に挽いた。幅は24センチと18センチにした。幅広は和風に狭い方は洋風に使うつもりだった。今回は狭い方を初めて使った。貼る手間はかかるが細かい目地がなかなか良い感じだ。
北欧の家のようなイメージに作れる。向こうもカラマツのような硬くてヤニ分の多い木を使う。派手な色に塗装した家が多い。冬の寒さで強い板でないと腐ったり反ってくる。
カラマツの板貼りはそう言う意味で寒冷地向きだ。ヤニが浮き出て触ると着くので嫌われるが持ちは最高だろう。重くて硬いカラマツは貼る大工も大変で滅多に見ることがない。