暖かい春の一日。現場は大工が内装を進める。後4,5日と言うところか。午前中は打ち合わせ、午後も打ち合わせ。外部もほぼ完成し内部も徐々に形がわかる様になった。
工事が進むに連れ自分の心配事が一つ一つ消えて安堵感が出てくる。いつもの事だが施主様には自分のイメージと違ったらどうしようと心配がつきものだ。そう言う時にぶ神経ことが続くとトラブルの元になる。
現場が綺麗に片付いていないとか傷があるのにすぐ直さないとか。施主様には心配でねれなくなるに違いない。大金を叩いて仕事を依頼したのにこのザマはなんだ。まあそんなことだろう。
お互いに信頼が不審に変わる時だ。そこは丁寧に説明しやることはすぐやる。当たり前の事だがそれしかない。もう一つ重要なことは逆に思ったよりも良くできたり思っていない様な出来栄えが信頼の回復に繋がる。
そこは口で言うより出来たものをお見せするしかない。その変化が大きいほど満足して貰える。素人には思いつかない様なことや何気なく言ったことをよく出来たりすると嬉しい。
毎日現場で話を聞いてまた本当の意図を見抜く会話が大事だ。白と言っても黒に違い白なのか真っ白なのか。素人は何でも心配になるのだから出来栄えで説得するしかない。思ったよりも良く出来たら喜んでもらえるのはもちろんだ。