だいぶ間が開いたが少しばかり忙しかった。リフォームの物件が重なってようやく一段落した。全部以前からの方ばかりで今後の傾向を思わせる。新聞広告も打ってあるがそのせいばかりではあるまい。リフォームが主力になる時代が来た。
着工数そのものは減少傾向だがリフォームは増えている。業界全体では住宅会社などは厳しくてリフォームに力を入れている。職人不足の解消は全くなくこのまま回復したらどうなることか。業種により多少の違いはあるが概ね職人が減っている。
高齢で引退しても補充は見つからない。諦め顔の社長や親方は大変だが職人は空きが全くなく懐は暖かいだろう。20年前のことを思えば夢のような話だろう。もっともレベルは相当下がっているから腕は当てにならない。
新築の単価も上がり気味で特に材料が厳しい。木材も建材も相当上がっているようだ。当社のような地域材でも製材所の廃業であまり安物は出回らない。値切ろうにも他には買うところがないから言い値になってしまう。
建材関係はメーカーの一存で決まってしまうから交渉の余地もない。となるとコストダウンには規格化とか手抜きに近い方法しかない。自由なデザインとかこだわりとかは何処かへ行ってしまったかのようだ。
当社は隙間狙いの古民家風で売っている。ライバルもいない代わりに需要も少ない。他に有効な手段もないし経費をかけずに勝ち抜くしかない。暑さも一服でオリンピックも終わったし景気が回復することを期待したい。ワクチンも打ったし準備万端なのだがね。