強風で公園の落ち葉も吹っ飛んで綺麗になった。吹き溜まりが出来てそこに集まっただけですが。毎年腐葉土用に袋に入れて集めている。今年は早めに集めたが残った葉っぱもどこかへ飛んでいった。こうやって冬になると落ち葉が吹き溜まる。
9月ごろから仕事の依頼が舞い込むようになった。国産材の家を希望するところは同じだ。SDGsも当たり前になったご時世だが住宅はなかなか進まない。ただ修成材に国産杉が使われるようにはなったが。
手刻みの漆喰の家作りを長年続けてきてきた。国産杉の製材品が出回らなくなったが原因は製材所や伐採業者の激減にある。国産材を扱う材木店もほぼ無くなって材木が手に入らない。
では切り出した国産材はどこへ行くのか。大規模な集成材工場に買い取られる。無節の良材が取れるような木も節だらけの心持ち材しか採れないものも一緒くただ。ごく一部の良材は宮大工のところへ流れる。ほんの一部ではあるが。
手刻みの家作りをする業者はどうやって建てるか。自分で丸太を買って製材所へ運んでもらう。大きめに挽いてから雨に当てないように乾燥させる。最低半年から一年はかかる。以前は製材所が預かってくれたがやらなくなった。
製材所も仕事が減って在庫を整理し工場を縮小している。客の預かり在庫もやれなくなった。となると自前の倉庫が必要で加工機械とともに大きな倉庫を持たないとならない。自動カンナ盤とか手押しカンナ盤がないと加工できない。
こんなに面倒なことはプレカット工法ならいらない。当社もライバルの激減で仕事が増えてくるのだろうか。家も構造部分より見える部分の良し悪しで判断される。もっと言えば住み心地や快適性より見た目だろうか。それは言い過ぎか。