青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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展示会

昨日の土曜日は盛岡市の展示会に行って遅く帰った。なので今日ブログを書いている。盛岡市は雪が溶けてなくっていた。業界関係者が北東北全域から集まったのですごい人数だった。 
 
建材関係や工具類まで幅広く出店していて最新作を展示している。中でパナソニックが展示したキッチンが面白かった。流し台とテーブルが一体化しておりテーブル部分にIHヒータを組み込んである。 
 
食事しながら調理すると言うことだが発想が少し違う。テーブルは4人がけになっており高さがキッチン天板と同じなので高い。IHヒーターは大型でテーブル全域が使える。 
 
調理しながら食事するスタイルで考えてみれば合理的な気がする。キッチンで食事すると言うことは部屋のスペースが要らなくなる。アイランド型の進化した姿とも言える。 
 
以前東京のパナソニックの自社展示場に行ったことがある。未来の住宅というコンセプトで今の技術で考えられるスタイルが見られた。具体例は忘れたが未来の住宅はこうなるのかと思った。 
 
その一部が今回展示されていた。各メーカーの中でも力が入っている方だ。展示会は次の商品とか姿を見たくていく訳だから参考になる。 
 
もちろんそのまま当社のやり方に合うわけではない。ないがこれからの住まいのあり方を考える上で参考になる。ネットなどで理解はしても実物を見るのは違うからだ。


細かい指示

一面真っ白で道路脇には除雪の雪が積んである。グチャグチャで夕方までにあらかた消えた。いつもの春の雪だ。積雪量が少なかったのか木が折れたところはなかった。 
 
引き渡しが迫った現場は業者がひっきりなしに出入りする。漆喰の左官、給排水、床シート貼り、洗面台取り付け…..。細々したチェックは何度もするのだが見逃してしまう。 
 
現場管理は細心の注意が必要で忘れないように業者に指示する。業者とて何度も呼ばれては効率が悪い。一度で済むように何点かまとめて指示する。 
 
例えば手すりを付けるとすると高さは、素材は、いつのタイミングでと細かく指示する。業者は予定を組みまとめてやろうとする。機種を決めたら寸法を施主様と打ち合わせ決める。 
 
簡単そうなのだが決める項目は多々ある。2度手間になるからきちんと忘れないように打ち合わせる。些細な部分でも施主様には結構大事だったりする。いわゆるこだわりの部分だったりしたら素材など揃えるのに時間がかかる。 
 
こだわりの家を建てる方はこうした細かい部分まで気にする。きちんと説明して納得していただかないと後で修正や交換をする羽目になる。何回やってもこう言った細かい指示間違いは出てくる。慣れると言うことはない。


春の雪

1日雨で午後から強くなりみぞれ気味になった。一面白くなったので明日の朝が危ない。トラックのタイヤは冬タイヤのままなのでそれは心配がない。現場も外部はあまり影響はないのでそこは安心だが。 
 
例年今頃の時期に湿った雪が降る。重い雪は若い木を折って被害が出る。上の方が折れると傍から芽が出て二股になる。途中から二本に別れるのをマタカリと呼び木としての価値がなくなる。 
 
手入れのない山ではよく見られることだ。間伐などの際に伐るのが普通で残っているのは手入れがない証拠だ。今日のようなミゾレ気味の重い雪の時に上の方が折れてなる。 
 
事務所の前の小さな庭に孟宗竹が植えてあり2,3本折れた。竹は根元から折れるので切ってしまうしかない。そうならないようにと短く切って揃えてある。それでも思い雪では折れてしまう。 
 
真冬の大雪はこんな被害は出ないが春先の雪は厄介だ。郊外の道路などに両脇から折れた木がかぶさって通行の邪魔になる。電線を切ったり迷惑な雪だ。明日からまた晴れるとすぐ消えてしまうからすぐ忘れてしまう。


こだわりのリフォーム

彼岸の中日で朝お寺へお参り、その後現場へ行く。今日は左官の漆喰だけ。大工も休みで他の業者も同様。来週の完成に向け仕上げ工事に拍車がかかる。毎日のスケヂュールが細かく決っている。 
 
消費税が上がるのか延期なのかやや気をもむこの頃だ。いわゆる駆け込み需要と言うのがある。5%や3%に比べメリットの規模は違うがあることはあるだろう。来年計画中の方は気になるだろう。 
 
昨年からリフォームが増えてきて新築に比べ金額が小さい。消費税の影響も小さいと言うことだ。しかしその時期に工事するのに気にならないわけはない。補助金とか給付金の類も結構気になさる方も多い。 
 
リフォームは業者や窓口が増えて今までにない活気が出てきた。ただ実態は工事の丸投げが多く器具類の販売が主目的のところが多い。大手とか家電店などはその典型だろう。 
 
このところの職人不足で苦労はしていると思う。自分で直接取れないようなところはこう言うところの下請け専門になる。儲けは少なくても数が多いからそれなりに業者は成り立つ。 
 
当社もリフォームは何箇所か引き合いがある。大小様々金額も様々だ。リフォームは工期に厳しいところがあってスピードが一番だ。業者もどちらかと言うと上手さより早さだ。 
 
同じリフォームでも増えたのが増築ならぬ減築だ。子供が出て行った二階建てを平家にしたがる。同時にビニールクロスやベニアから少しこだわって見たいと言うものだ。小さくなって単価は上がるのだがデザインや設計がモノを言う。当社に増えているのもこう言うものだ。


丁寧な家つくり

晴れて似たような天気だが忙しかった昨日と違い静かな1日。現場は左官が漆喰に精を出す。今週中で良いところまで行きそうだ。床のシートを貼れば器具付けもできて完成間近だ。 
 
30日に完了検査を受けて完成予定だ。すぐ引き渡しとはいかないが工事自体は終了する。9月末に材木を用意して以来7ヶ月。たった25坪と言えば失礼になるが小さな家に大工がこんなにかかるとは思わなかった。 
 
良い家とはなんだろうか。丁寧に手間をかけて作った家が条件に当てはまる。設備がどうとかデザインがと言うが枝葉末節だ。しっかりした構造と作り込んだ仕上げ技術は家には最低必要条件と思っている。 
 
外部デザインは杉板の鎧張りになっているが板やささらの寸法、厚みと狂いわないようにビス留めして埋木をした。ここまで丁寧に作ればパッと見でもしっかり感が伝わる。時間の経過でさらに違いは引き立つ。 
 
こう言う家つくりをポリシーにしていけば長続きする。宣伝効果は何も広告だけではない。口コミとか実物を見せて広めるのも大きい。特に我が社のような数を追うことができないところには向いている。 
 
派手に広告を打って営業マンを投下して数を稼ぐ方式は崩壊しつつある。力のある大手には到底勝ち目がないやり方だ。いずれ下請けとして生き残るよりない。当社は基本的にお世主様の顔が見えない家つくりはしない。