青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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土産品

昨日ほどではないが午後から風が強くなった。お客様のところのアンテナが倒れたり被害があった。強い風とともに暑さも吹っ飛んだようで秋らしくなった。 
 
昨夜から家内が帰ってやっと普通に戻った。家に戻って誰もいないのは相当淋しい。おかげで3日間あまりしゃべらなかったので声が変だと言われる。頼みの孫もジジだと面白くないのか寄ってこない。ワンコ相手では喋るわけにもいかないし。 
 
買い物好きな家内は旅行となると大量買い物に走る。段ボール箱で二つ別途便で送ってきた。似たような土産品を知り合いに配るためだ。自分も貰うからあげないといけない。お付き合いってやつでしょう。 
 
ところがこの土産品も製造元があって名前だけ地方になっているのがあるらしい。そう言われるとクッキーとか饅頭の類は皆似ている。インクジェットで印刷されてオリジナルの箱に詰める。そこまで代行する工場がある。 
 
どこかで食べたような味だと思ったら危ない。似たようなことは飲食店にもあってあらかじめメニューがあって冷凍品を買って店で出す。秘伝の味とか引き継がれたとか本当かと思ってしまう。目の前で調理するならいざ知らず奥から出てくるとわからない。 
 
どこの飲食店もこう言ったサプライ業者と付き合いがある。メニューを考えるのも材料を用意加工するのも全て業者に委託する。そうでないと希少なものが大した量も捌けない店で出せない。 
 
こだわりの味も製造業者のメニュー開発力に頼るってことだ。同じことは住宅のフランチャイズにも言える。自然素材とかデザインとか意味不明のことをウリにして客を集める。チラシから営業ノウハウまで全てお任せだ。 
 
材料は直接現場へ搬入されて現地調達を減らす。営業の代行業者に過ぎないからオリジナルのデザインも技術も何もない。コンビニと同じである程度の規模にならないと採算が取れない。結局どこまでいっても元だけが儲かる。


100歳

昨日も今日も連休。今日も仕事は息子と私だけ。昨夜は留守の家内に代わり娘が晩飯を作った。今日も残りを一日食べた。晩までは残りが続く。 
 
職人たちも連休を取るところもあるし下請け業者は休みが多い。だから電話も鳴らず静かなものだ。こちらが休んでいると思うのか電話もこない。溜まった雑用を片付けたり図書館から借りて読んだりする。たまに本を読まないと脳みそが薄くなったような気がする。別に禿げてはいないが。 
 
人生100年会議の会合が開かれた。何のことはない、死ぬまで働けってことだろう。年金は将来破綻する可能性があるし私は20年生きる。乏しい年金では動けなくなったら終わりだ。何としても70歳いや75歳までは働かないと。 
 
4歳の孫は100歳まで生きる確率は50%以上だそうだ。当然80歳くらいまでは働かないとならないだろう。別に驚くことでもないが普通にそうなると言うことだろう。世の移り変わりは激しくなる一方で高収入もいつまでも続かない。 
 
働き方も転職が普通で自分を生かした仕事を見つけ続けないといけない。意外と公務員は安定しているように見えて定年後は厳しい。年金も下がり続けるだろうし潰しが効かないタイプが多い。中小企業で安月給でも必死で勉強してメニューを増やした者は老後は良いかもしれない。 
 
今までの50年はこれからの20年くらいに相当する。孫たちの世界はどう変わるか想像がつかない。80歳になっても働き続けるノウハウと体力のない者には厳しい社会だ。医者に止められても酒とタバコをやめられない者は子供に迷惑をかけそうだ。 
 
5年前にケヤキを来年はカラマツを植えようと思う。使えるようになるのは50年先だ。一体誰がこの木を伐って使うのだろう。それともただの薪にしかならないのだろうか。過去と未来は繋がっているようでかけ離れている。


ハタハタ

3連休とかでのんびりした雰囲気が漂う。我が家も家内がいないので朝から自分で支度する。いつも通り味噌汁と焼き魚、漬物。ここまでは家内が用意して行ったものだ。昼も夜も同じようなメニューになるはずだった。 
 
昼は子供の頃から好きだったラーメン屋に行った。しょっぱいのと油っぽいのが家内のお気にめさない。いそいそと子供の遠足気分で行ってみた。昔と同じ味で出汁の香りがえも言われぬ気分にしてくれる。 
 
少し小さめの中華風の丼まで昔のままだ。インスタントやスーパーの麺売り場で買ったものはこの出汁の香りがしない。メンマの香りも含めそれだけで満足する。少しばかりしょっぱ目が家内の好みに合わなかった。 
 
夜もハッカクと言う飛魚のような魚を漬けてある。自分ではとても皮が固くてむけない。値段そのものは高くはないが剥いてもらわないと買えない。これに昔の味噌をつけて焼く。味噌の焦げた匂いと油っぽくてそのくせさっぱりした味がたまらない。 
 
これは夫婦とも好きで8匹買って漬け込んである。味噌が出来合いでないところがミソで昔のしょっぱい味噌に限る。こう書くといかにもグルメっぽいのだがレパートリーはこれだけだ。あとは基本的に何でも良い。 
 
秋田で修業した息子はハタハタに目がない。秋田の人はハタハタがないと始まらない。内陸部の角館でもスーパーに専用のコーナーができる。すっかり慣らされた息子は今でも解禁になると秋田へ買いに行く。 
 
結婚した当時は秋田にいた嫁さんもすっかりハマった。義父が秋田県人の家内は大好きで正月にはハタハタだらけになる。ブリコの入ったメスは焼いてオスはしょっつるで煮る。濃厚な出汁とさっぱりした白身はうまい。 
 
コリコリしたブリコが皆大好きなのだが私はあまり食わない。秋田とは縁がないのは私と孫だけだ。二人ともブリコがあまり好きでない。


たまの独身生活

いつも通りの早起きと散歩。事務所へ出勤後家内を送りにまた戻る。趣味の用で山形へ行くので駅まで送る。4日ほどいないので独身生活が続く。食事の支度から掃除まで一通りレクチャーを受けた。 
 
家内が留守にするのは久しぶりだ。一日ぐらいだったらあったかもしれない。今回は4日ほど留守にする。食事はともかく火の始末とかそう言うことが気になるらしい。メモに細々書いてある。 
 
別に食事は気にしないが誰とも喋らないのが困るかもしれない。孫が毎日寄ってくれると言うことだがどうなるか。まだ4歳なのであまり当てにはならない。連休なので事務所はあまり仕事がない。 
 
毎日事務所へは行くから帰って寝るだけだろう。早速好きな食べ物を買ってやる気満々で楽しみにしている。あれがこれがと普段食べてはいけないものが主だ。健康に良くない食べものばかりだ。 
 
私は食い物はあまりこだわらない。グルメとかそう言った類には無縁だ。子供の頃食べたものの方が多い。リンゴやブルーベリー、ブラックベリーなどのジャム類。甘酒とヨーグルトはいつも切らさないように手つくりする。 
 
家内も漬物とか作るものは昔風が多い。肉類はあまり食べないで魚が多い。酒は一切飲まないしコーヒーぐらいだ。まるで健康にこだわった食べ物ばかりに見える。特に意識しないが結果としてそうなってしまった。で、家内がいない間は普段食べないものを食ってみたいと言うことだ。


キノコ採り

朝はいつもの散歩。早めに出勤し作業場の草刈りをした。草刈機の刃がこぼれて切れないので途中のホームセンターで替え刃を買った。作業場は周りが崖になっているので日当たりが良い。だから草がすぐ生えてくる。 
 
向かいは大家でもある製材所であちらもあまり草を刈らない。両側で刈らないから道路が狭くなってしまう。一応6mはあるから片側に駐車できる。刻みが始まると大工たちが一列に駐める。来る前に刈っておこうと言う訳だ。 
 
道路沿いの崖に畑シメジが生える。うまく当たればダンボール一箱採れる。ちょうど今頃で草を刈ると見えやすくなる。大工たちが休憩の時に採って分けている。いつもシーズンの頃に刻みに当たる。 
 
営業マンだった頃に客は製材所が多かったので廻っていた。時期になると丸太や鋸屑などのあたりにたくさん出てきた。その製材所もほとんど廃業した。工場はそのままなので今でも生えているのだろうか。 
 
今月末ごろから伐採があって山行きがある。木こりはさすがに山のプロだからキノコは何でも知っている。うまく当たればスーパーの袋で一つは採れる。時期としては良い感じだからあるかもしれない。 
 
若い頃知り合いに連れられて舞茸採りに山へ行った。歩き回る距離とアップダウンで二度と行くものかと思った。それに比べると作業場のシメジは簡単に採れるししかもうまい。食い切れなかった分は冷蔵して正月に煮しめに入れる。 
 
釣りとキノコ採りは誘われてもさっぱり興味が湧かなかった。歳をとって何となく面白そうだな思うようになった。タダで採れるような気がするからだろうか。コストはかかっているのに。