青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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元気が出る食堂

昨日の日曜も仕事。家内は趣味に勤しみ私は事務所に籠もる。隣の息子夫婦は遊びと夜の花火大会でいない。仕事を終えて薪割りに精を出した。持っていくと約束したいので作っておかないと。 
 
今日は午前中は打ち合わせで午後は図面。来週は別な方の打ち合わせがあるので早めに描いておきたい。仕事があるのは本当にありがたい。なのだがプランを考えたりするのはかなりしんどい。歳をとった所為にしたくないが頭を使っても疲れる。 
 
昨日の昼は帰っても家内もいなし外食をした。事務所からそう遠くないところにある普通の食堂だ。なにせ量がすごい。よほど腹が減っていないと残してしまう。 
 
ボリューム満点なこともあり高校生や学生が多い。ジャイアンツの坂本選手なども高校生の時に通っていたらしい。私も自分の開業以来ずっと通っていた。家内が現役の頃は昼飯は作ってもらえなかったからだ。 
 
早い安いうまいと田舎には珍しい元気あふれる大衆食堂だ。マスターの調理しながらの声がけが良い。働くメンバーも主人の大声に負けなくらい挨拶が響く。飯を食っただけで元気が出てくる気がする。 
 
仕事は須らくこうありたいと思う。ただ食事ができればと言うだけでは競争に勝てない。食事だけでも元気が出てくるとか何かがプラスされている。うまいところも挨拶が良いところも他所にもある。 
 
食事しただけで元気が出るのは他にはない。味がどうとか店舗が汚いとか細かく言えばきりがない。長く続くのはそれ以上に魅力がある証拠だろう。仕事が長く続くのは本来の成果の他に何かがなければならない。


法の範囲

朝は少し霧雨が降ってスカッと晴れない。明日は花火大会があるがどうなることやら。いつも事務所の前の公園の一番高いところで見る。霧がかからなければ見える。公園の駐車場があるが満員なので事務所が無料駐車場になる。 
 
ありがたいことに仕事の話が舞い込んで図面作成が間に合わない。依頼する方は設計作業が簡単と思っている方がいる。会うたびに変更して作り直しが多いこともある。まあ素人なので仕方ないとは思っている。 
 
間取りなんて方眼紙に描いたものを見せられてすぐできると思っている。こちらは法規制から構造まで一気に考える。変更によって全てやり直しになると基準法違反になったり強度が足りなくなったりする。 
 
無垢材を多用すると行政から防火の観点から指摘を受ける。外部の板張りも本来は通らないが告示仕様がある。内部も火器仕様(ガスレンジ、薪ストーブ等)は室内デザインに影響する。防火を配慮しないとならないからだ。 
 
オープンで曲がり梁を表にしたりすると耐震が厳しくなる。昔からある貫とか雲筋がいが法に合致しないからだ。古民家は耐震性がかなり面倒と言うことだ。もちろん確認申請があるからクリアするような構造を考える。 
 
ところがお施主様はこだわるあまり昔のやり方に固執する。年々厳しさを増しているので悩みのタネは尽きない。材料のこだわりだけでも四苦八苦しているのにどう強度を補うか考える。 
 
基準法は古い法律なので現行に合わない部分もある。合板を張り巡らした家が土壁の家より丈夫と言うことになっている。長い目で見れば合板は腐る可能性があるが土壁は半永久的だ。最近は少しだが認められるようになって伝統工法もできる場合がある。 
 
いつの時代もこう言ったことはあって熱心に行政に掛け合うのもいる。当社は基本的には法遵守なのだが本音は伝統工法が長持ちすると思っている。思ってはいるが行政とケンカまでして通す根性もない。何とも根性のない話だが法の範囲内でやれることはやるようにしている。


逆方向

今日も雨、そして寒い。農家にはかなりのダメージになりそうだ。事務所への行き帰りに田んぼを通る。穂が出たばかりで稔のか不稔なのかはわからない。不稔になれば実が入らず不作になる。
 
今は広告もやっていないがどう言うわけか忙しい。仕事は不思議なもので来客が多くても契約が多いとは限らない。逆に来る数が少なくても契約できる場合がある。自営になって思うのは仕事はバイオリズムがあって良い時と悪い時がある。 
 
広告や営業でイメージの高いところは仕事がある。デザインとか断熱とかわかりやすい部分で戦略を立てる。無数にある住宅関連の業者だがイメージ戦略までできるところは少ない。だからフランチャイズに加盟したり大手の下請けになったりする。 
 
今ほどイメージ戦略が差をつける時代はない。職人が手作りする時代はイメージも戦略もなくても仕事が来た。地元の木を使って知り合いの職人に頼むのが普通だったからだ。 
 
職人から建材メーカーに主導権が移って差別化は重要になった。地元の木を使うと山の手入れから次世代の植林までのサイクルが回る。工場で作る時代になれば地元は潤わない。わずかに職人たちの仕事場が出るがそれとて元々は自分たちのものだった。 
 
フランチャイズに加入すると広告から資材の仕入れ営業の展開の仕方まで全て指示される。作ってもらったチラシで営業し現場を取れば仕入れする。ただそのサイクルに組み込まれるだけだ。オリジナルとか自社の特徴なんてのはない。 
 
山の手入れから職人の仕事まで全てメーカーに置き換えられてしまった。職人が足りなくなれば簡単施工の建材を開発しコスト削減する。職人の仕事のやり方から価格交渉まで全てノウハウがある。それに対抗して地元業者が残るのは相当な苦労がある。 
 
ただメーカーの家つくりは基本は建売だから選ぶことしかできない。全くのオリジナルとかこだわりのようなものは無縁だろう。家がそんなもので良いと思えばメーカー住宅で十分だ。個性とか差別化と言われる時代だが住宅は逆方向にいっている。それは違うと思う方もいるわけでそう言う方のために当社は仕事を続けている。


健康第一

今日も相変わらず雨、低気温。もう何日続いているか。午前中は会計事務所来社で午後は打ち合わせ。お盆も過ぎてどことなく閑散としている。スーパーとかも駐車場も空いている。 
 
今年のお盆は天気が悪く冷たい夏になった。いつも親戚が何人か来るので相手をしないとならない。合間に墓に行ったり線香をあげに行くところもある。行かなくてはならないところは年々増えて回るだけでも大変だ。 
 
自分が60代後半に入ると亡くなる親戚も90代以上が増えた。もう少しで100歳とか皆長生きになった。私は母親より長生きして父親とは後10年で追いつく。両親は長生きしなかったと言うことだ。 
 
今まで通りに仕事はするし病気もないから引退とかは考えない。なので特に自分が高齢者に近いと言う感覚がない。なのだが親のことを思うと亡くなってもおかしくない年齢だ。 
 
年金だけでは足りないし貯金なんてあるわけもないし心配ではある。多分両親のように財産は残せない。残せないが元気なうちは働いて何とか周りに迷惑はかけられない。健康が一番なのは当然として精神的に落ち込まないようにしている。 
 
幸いなことに古民家リフォームは好調で仕事が出て来た。相手は同年代だから気が楽なところはある。自分に思い当てれば設計もキモがわかる。さらにこだわりがある方が多いから得意の分野だし仕事自体が面白い。 
 
毎日健康に良いと言われるものは何でも試している。肉やインスタントはほとんど食べない。昔からあるものを優先して食べる。漬物とか甘酒、ヨーグルト、ジャム…作れるものは皆家内に作ってもらう。極めて健康な食事をしている。ただ不健康なものは会社の資金繰りだけである。


手書き

今日から仕事開始、と言っても昨日も一昨日も事務所へは来てましたがね。今年のお盆はヤマセで気温が低く半袖を着る時がない。来客も上着着用でお盆らしくない。そう言えば先日のお祭りも涼しかったのでズッと続いているってことですね。 
 
こんだけ続けばコメには影響が出るでしょうね。休み中の自宅倉庫を片付けには助かりますがね。ちょうど次の現場との端境期で片付けるにはちょうど良いのです。あまりやりたくない仮設トイレも磨いておきました。 
 
今日は朝から明日の会計事務所来訪に備え伝票書き。先月で決算なので膨大な仕事量だ。やっと目処がついてブログを書いている。基本的に伝票は手書きなので指や手が痛くなる。普段はこんなに手書きすることがないからだ。 
 
手書きをしないと漢字を忘れると言うが略字ばかり書いていると元の漢字が思い出せない。いつもワープロで自動で出た漢字を選ぶだけなので書けなくなる。書くのと読むのとの違いだろうか。 
 
読めても書けない字はたくさんあって増えている。そのうち読むだけになるかもしれない。同じことは他にも言えて車が自動運転になったら手動で運転できないだろうか。高齢化社会には都合が良さそうだが車好きにはつまらなくなる。 
 
叔父叔母が高齢になり免許を返上したのもいる。運転をしなくなると極端に出不足になって時間が余ると言う。まだ自動運転が未発達なので自由に呼べるまではいかないようだ。カーシェアもまだまだだしタクシーでは高くつく。 
 
自分的には何とかボケないで自分で運転したいと思っている。同じように字もかけるようにたまに書くことも必要だろう。もちろんブログのように文章を書いたり設計で図面を書くのは続けたい。あと10年、いやできればもっと続けたい。