青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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薪作り

朝晩は冷え込むが日中の日差しは和らいだ。土日はセッセと薪の玉切りに精を出す。半日もやると腰が痛くなりギブアップ。やっと1/3を超えたところなのだが少しゲンナリする。息子が腰を痛めて休んでいるので手伝ってもらえない。
 
10年使ったチェンソーが調子が悪くなり持ち込んだら2万円もかかると。結局買う羽目になり5.5万円也。能力が同等で価格が少し下がったのもあって思い切った。カード支払いが普通になって簡単に買ってしまう。 
 
現場からの残材と貰い物で間に合わせていたが事務所も本格的に燃やすようになり増えた。今年は寒かったのでストックが足りなくなった。例年だと間に合うはずが2月で燃やすものが無い。作業場のゴミさらいをしたり貰ったりしたが間に合わない。 
 
大型トラック一台買って自宅の土場に積んだ。前は丸太を積んであったところでいくらでも置ける。大型も旋回して出入りできるので金さえあればいつでも可能だ。大枚12万円也を払い業者から購入した。 
 
自宅用であれば十分な量なのだが3軒分となると怪しくなる。玉切りの後リースの薪割り機を借りて割るつもりだ。1泊2日で1万円と買うより断然安い。息子と二人で割ればいっぺんにできそうだ。あとは積んで乾燥する。 
 
丸太を市場などで買うようになり土場が空いていた。今度は薪用のナラなどを積んだりできる。乾燥スペースもいくらでもある。山から丸太を買っていた頃は山で薪用にいくらでも積んでもらえた。今では買わないと手に入らない。 
 
施主様の中には丸太を買って割る方もいる。定年後の体慣らしと思えば良しと頑張っている。トラックやチェンソーも用意して自宅脇に小山まで作った。チェンソーは音がうるさいので置き場まで借りているほどだ。IMG_1892

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引越し

朝から気温も上がり引き渡しの現場は明日の引越し。説明の後何点か不備が見つかり明日も検査。カーポートも明日からタタキを打って全て完了となる。思い起こせば昨年5月以来ほぼ一年がかりの現場となった。 
 
ご自分の生家に新築予定だが木がたくさんある。伐採の後整地作業でかなりの広さがある。新築は得意でも土木作業は不得手だ。どのくらいの残土量なのかレベルの基準をどこにするか。土砂搬出は避けたいのでご実家より少し高くなった。 
 
伐採引き抜き後の敷地は軟弱土となる。予定地はできれば元地盤より下げたい。普段使うバックフォーより大型の重機を投入した。どのくらいの費用なのかも検討がつかない。初めてのことで予算が組めない。 
 
伐採は見当がつくが整地作業はわからない。それでもなんとか搬出もせずに整地は完了した。ところが完成建物周辺は黒土で雪解けもあり泥の海。砕石を入れても膿んでくる。北国の宿命みたいなものだが大きめの砕石を入れて対処する。 
 
色々苦労はあったが高い敷地もあって目立つ建物になった。敷地の下は往来の激しい国道でまるで展示場みたいなものだ。外壁と屋根部分がコントラストも強く遠目にも目立つ。家は住んでナンボだから明日からの新しい生活が楽しみだ。 
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コロナで変わる

引き渡しやら現場やらで更新が遅れた。ドタバタしているうちに3月に入りもう4日。まだまだ寒かったりするので油断はできないが日差しは暖かい。1月が寒かったのですっかり春の気分になってしまう。 
 
コロナのおかげでどこへ行くにもマスク標準。昨年は忘れて白い目で見られたりしたがしっかり身についた。外食にも行けずやった事がなかった取り寄せもチャレンジした。なるほど便利だがなんか違うんだよね。 
 
こうやって世の中が変わっていくのだろうか。人との付き合い方まで変わった。大した用もないのに訪問は迷惑がられる。事務所にもアポなしセールスが来るがありがた迷惑だ。 
 
引き合いは増えていて見積もりやらで忙しい。大工とか職人にリフォームを頼んでも来てくれない。職人も減って遊び半分のベテランが引退した。若いのは住宅会社などに入っているから暇がない。 
 
本当は色々聞いて相談に乗って欲しいのに来てくれない。リフォーム会社に頼むと若い営業マンが来るのだが内容も何もすぐ契約しろとうるさい。小さい工事だと建てたところへ頼めと言われる。 
 
その点こちらは古いのが得意で手直しもお手の物だ。在来工法も減って構造がわかる大工も減っている。仕切りの壁ひとつ取るのも大げさな工事費で見積もる。お客さんも不満タラタラだろうね。 
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薪ストーブ

昨日の祭日も休まず新築の現場は仕上げ業者がいっぱい。気温が下がり凍って泥んこは無くなった。玄関のたたきは泥で汚れて日曜の清掃業者に頑張ってもらうことにする。 
 
今日は薪ストーブ設置もあってお施主様に説明をする。試験焚きの後注意事項などを説明する。薪ストーブは初めに試験焚きをしないとならない。本当は二度三度とやる方が良いらしい。 
 
来月の引越しからは本格的な薪ストーブライフになる。暖房はこれだけだから思いきり燃やすことになる。ご主人の転勤もあってここ1週間ぐらいで薪ストーブに慣れてもらう。 
 
薪は十分に用意して乾燥も十分で心配はない。玉切り予定のナラも用意してある。2年くらいは持つんじゃないかと思うほど在庫がある。ご主人が不在の間に家族が不自由しないように用意した。 
 
新築してすぐ転勤は酷だが仕方がない。残った家族に慣れてもらうより無い。着火から始まって薪の運搬など男手が必要なことは多い。中学生の子には良い経験になるとおもう。 
 
何より引き渡し直後は色々不自由があるものだ。慣れるまでしばらくは不安なことだろう。こちらからすぐ対応できるようにしないとならない。これからも不在がちなご主人にも安心してもらわないと。 
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現場

またもや冷たい雨が降りしきる。新築の現場は最後の仕上げ工事で業者が集まる。ゴチャゴチャ車が溢れ隣のお寺さんの駐車場まで並ぶ。最後の仕上げはいつもこんな状態になる。 
 
お施主様もいらしてさらにてんやわんや。監督者は現場に立っているだけと思われているから時間を取られる。棚板が足りないとかビスが飛び出して取り付けできないとか次々と問題が出てくる。 
 
職人は短気だから物が入荷しないとすぐ帰ってしまう。なだめて調整するのも大事な仕事だ。帰られたら次来るのが遅れてしまう。その後でないと出来ない職人は怒ってしまう。 
 
設計者としては仕上がり具合が気になる。選んだ柄は合っていないとか思ったより安っぽいとかそちらが重要だ。すぐ訂正できるものはその場で直させる。見っともないが怒ることになる。 
 
発注ミスもその時になってからわかる。で、それをどう調整していつ入荷でするか職人に指示する。今週いっぱいはこんな事が続く。夕方には疲れてぐったりしてしまう。 
 
40年もこんなことをやってもミスは減らない。性格と言うよりも仕上がりが気になり発注が遅れたりする。設計者との視点がないとどんなにか楽だか。設計にこだわりがあるから現場を思い通りに動かしたくなる。IMG_1868