青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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結露

午前中は事務所、午後からお施主様とショールームへ。その後先日の煙突のシミの現場へ。
原因は煙突を囲う箱の内部結露。室内内が湿気ると煙突内部が上から冷やされ結露となる。
もちろん煙突内部もロックウールが充填されている。それでも煙突のトップから冷やされ結露になる。

防ぐには湿気を吐き出すことだがこれが難しい。寒いのを我慢して換気してもらうのが一番だ。
せっかく温めたのに窓を開放すると寒くなる。不快なことはやりたくないのが人情だ。
なのでなかなか換気できない。

換気扇が各部屋ごとに設置している。こういう時のために役に立つのだが電気代もかかるし何と無く無駄な気がする。
で、なかなか回してくれない。

結露は厄介なもので窓や煙突などわかりやすいところだと目に見える。壁の中とか押入れの中などが結露すると見つけにくい。
見つけにくいものはないと思うから発見した時は大事だ。壁を剥がして大騒ぎとなる。

窓枠なども黒ずんで腐ってくる。そうなる前に何とかしたいのだが決定打がない。
セッセと換気するとか湿気を出さないようにするとかしかない。至極当たり前のことを実行していただくよりない。

設計上のミスと簡単には言えない。施主がどのくらいの温度で満足するかとか在宅時間がいつかとか…..。
それぞれの生活スタイルがあって様々だ。引き渡す時に十分に説明するが生活するまでわからない。
特に女性は乾燥を嫌うので余計換気したがらない。


薪ストーブ

慣れたせいかあまり寒さを感じない。氷点下なのは間違いないが風もなく気にならない。
今朝も早くから息子たちのストーブの匂いで目が覚めた。すぐ近くに煙突があって風向きがこちらに吹く。
特に気にしないで設置したが他人だったら怒るだろうね。

灯油や電気が上がって薪ストーブが増えた。煙突はなるべくお隣から離したほうが良い。
焚き始めが匂いがきついので朝は注意が必要だ。それと薪が生だったすると臭い。

煙突はなるべく高いほうが燃えが良いようだ。煙の問題も無くなるし。
煙突の先端をトップと言う。普通に煙突を高くしてトップを付ける。

チムニーと言って箱型に高くして角形のトップを付ける方法もある。
そのほうが見栄えも良いがあまり高くできない。箱の工事費がかかるからだ。

チムニーは急勾配の洋風屋根だと高くできるので向いている。ただし煙突掃除が難しそうだ。
屋根勾配が緩くないと素人は登って掃除できない。普通はトップを外してブラシを入れる。
急勾配だと登ることすら危ない。プロに頼むことになる。

近年増えた中高年の薪ストーブは何でも自分でやろうとする。軽トラ、チェンソウ、薪割りと揃えたがる。
もちろん煙突掃除もやるのだがタラップハシゴをつけたりする。それでもあまりに急勾配だとそれも難しい。

デザイン優先で大した意味も無く急勾配にすると色々と問題がある。落雪で玄関前に積もるような現場も見た。
もっとも近頃は軒の出が無く緩勾配の無落雪が多い。これだとタラップをつけて掃除もやりやすい。

何かと世知辛いこの頃だから煙の匂いの問題は十分注意が必要だ。薪の保管も虫が出るとか言われたりする。
ナラなどが危ないがそこまで言われるのは相当だよね。


消費税上げ

朝は冷え込むが日中は暖かい。事務所の駐車場もすっかり溶けた。
展示場の階段も溶けていつお客様がきても大丈夫だ。冬はあまり来ないのだが。

着工予定の現場は来月末からになる。急ぐ打ち合わせもないので業者にはまだ連絡をしていない。
業者も一般的には1,2月はヒマだ。なので次の現場の目処をつけたいので呼ぶとすぐ来る。
契約もすみ打ち合わせをするには問題がない。ないのだが図面も進まないのでできない。

商売はなんでもそうだが先の予定が詰まってくると嬉しくなる。何となく安心なのだ。
私もそうなので気持ちはよくわかる。だったら早く呼べば良いのだが図面が…..。

業者もこのブログを読んでいる。だからこんなことを書けばすぐバレる。
と言うことで来月からお仕事ですよ、皆さん。

来年の消費税上げが間違いないようで駆け込みがあるかどうかが関心ごとだ。
私的にはあまり集中しすぎて再来年以降がアウトであれば困る。何事も平均してバランスよくあって欲しい。

景気ウオッチャーは今年は株も上がり景気が上向くと。本当かよと言いたくなるが東京はそうなのだろう。
地方にいると強いのが景気良くて弱いのが潰されていると感じる。
事務所の下のコンビニは来月26日オープンで工事が急ピッチだ。オープンしたら100円コーヒーを飲みに行くとするか。


灯油価格

午前中は打ち合わせ、午後は現場へゴミ回収。後片付けをして戻るとすぐブログの時間。
春かと思うような暖かい天気。雪も順調に溶ける。

展示場の階段や外部も溶けて使えるようになった。あまり真冬には使用しないので雪かきもしない。
今回は使う用があったので雪かきをした。駐車場はトラックで走り回りなんとか使えるようにはなっている。

面倒臭いのでいつもトラックで踏み固める。南向きなのでいつの間にか溶ける。
そもそも雪が多い時にはあまり打ち合わせがなかった。この頃少し打ち合わせも増えて使うようになった。

それにしても先日の寒さが嘘のように暖かい。温暖化は確実に進んでいる。
厳しい寒さは何日も続かない。平均気温も上がってくるだろう。

灯油の値段が下がって暖房費が助かっている。薪ストーブは薪購入だけの方には厳しい。
薪は上がり気味で安いと思っても生で使えないのがある。自分で割って乾燥できる環境がないと高いものになる。

我が家も息子たちは一昨年割った薪を使っている。昨年の薪はまだ使えそうもない。
置く場所や割る手間を考えると灯油暖房が簡単で安い。この先価格が上がることもあるだろうから油断できないが。


暖房しすぎ

ここしばらく冷え込んだので今日は暖かく感じる。事務所前の雪も溶け道路の雪はほとんど消えた。
少し続くようなのでだいぶ溶けるだろう。

3年前に建てたところがストーブの煙突付近から漏ってきた。現場へ行くと煙突廻りの天井からシミがでている。
屋根か煙突のコーキングかと思っていた。窓の廻りに結露があってよく見ると家中が同じだ。

ペアガラス入りになって窓ガラスの結露は減ってきた。昔はよくあったが最近は少ない。
断熱材の進歩で躯体の結露はほとんどなくなった。竣工後の最初の冬は漆喰などが乾かないので結露がたまにある。

その場合でも全ての窓がタオルを敷くほど濡れるのは珍しい。そもそも薪ストーブの暖房は乾燥する場合が多い。
ヤカンを載せたりせっせと加湿する。今回は加湿なしでこれだけ結露が出る。

思うに結露が煙突の内部に入り濡れているのではないか。漏っているのではなく結露で濡れるのだ。
問題はどうやって結露を防ぐかだが換気が一番だ。とにかく室内の湿気を出すことだ。
家族が日中も在宅の場合は湿気が出る確率は高い。しかも1日中ストーブを燃やす。

換気は簡単なようで継続させるのは難しい。窓を開ければ寒いし熱が逃げるので勿体無い。
しかも5分や10分くらいではダメで1時間は最低必要だ。換気扇を回しっぱなしでも効果がある。
よく考えてみると暖房しすぎと言う面もあってやめろとは言い難い。