青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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若いデザイン

一段と春めいて風もなく気持ちの良い一日。現場は大工が壁を貼り終わり明日から床になる。階段とかキチンなど造り付け家具の製作も始まる。先日の風で足場のネットが外れて全体が丸見え状態になった。 
 
外部は塗装も終わりほぼ完成に近い。後ろが事務所なので駐車場がも広くちょっと見には事務所だ。きっと新しい事務所と勘違いするのが出るだろう。住宅と言うよりは事務所にイメージが近い。 
 
事務所に来たことがある業者などがたまに寄る。皆新しい事務所と思うようで展示場に引っ込んだと思っていない。完成すれば引っ越すと思っている。無理もない、道路側だし目立つからね。 
 
今回は今風のデザインにこだわって建てている。外壁の板貼りはともかくデザインも内装もほぼ住宅会社そのものだ。素材に多少凝っただけだが漢字は少し違ってみえるかもしれない。 
 
まあ自分的には手刻みながらプレカット風の新しいデザインを作ったと思っている。住人が若いから当たり前だが。私的にも過去にとらわれないようにしているのもある。この建物で少しは若い方からも仕事が来るかな。 
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ショールーム

この頃早起きができなくて散歩に行けない。何となくコロナの影響ではないが疲れる。午前中はメーカーのショールームへお施主様といく。午前中かかって水回りを見積もってもらう。 
 
ショールームも来訪者が少ないのかあの手この手でPRする。キッチンと浴室の見積もりでゴディバのチョコとお菓子をもらった。ここのメーカーは年に何度かこう言う企画を打つ。 
 
メーカーを決める際に特にここと言うのがないときは決め手になる。当方としてはどこのメーカーであれ構わないからだ。何より実物を見て決める傾向があってショールームには行きたがる。 
 
当地には何社かショールームがあって規模のが多少違う。やはり大きい方が好まれるのは当然で何となくいつも同じになる。当社は製作する例も多いのでメーカーに特にこだわりはない。 
 
建材同様どこのメーカーでも施主様が気に入れば基本的にOKだ。特に強く推薦もしなければ拒否もしない。施主次第を貫いている。実物を見て決める傾向もあって益々そうなるだろう。 
 
外部塗装も終わり内部の天井も貼り終えた。栗の厚板を加工し羽目板にした。厚さは15ミリあって通常より少し厚いから目地の深さが違うので立体感がある。 
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板のデザイン

今日も現場は塗装屋と大工。塗装屋は外壁の白い部分を吹き付ける。板も仕上げて今日で外部は終了。大工は栗の羽目板の天井を貼る。明日は内部の壁を貼る予定だ。 
 
カラマツの板の塗装がやっと終わった。想い通りの色に仕上げるのはなかなか難しい。黒くするのでも真っ黒なのと黒っぽいのは微妙に違う。ちょっと見にはあまり違わないが。 
 
板自体の色も出るので真っ黒と言うもののこげ茶になる。今回はグリーン系とこげ茶の2通り考えた。最終的には施主の好みでこげ茶になった。車で通り過ぎるとほぼ黒だろう。 
 
塗料メーカーは3回塗りを推奨するが膜が厚くなってパリパリと取れる。塗料の劣化は日当たりと風あたりだろう。日陰や建物の陰などはあまり劣化しない。当たる方だけを塗りを増やすのも手だ。 
 
今回も二方向が薄くなっている。材料と手間が違うのでコストに影響する。建物の面積の割に塗る面積が大きい。コストダウンしにくいパターンだ。建材に吹き付けるのはともかく板の塗装は高くつく。 
 
しかし本物の板はデザイン的にも重厚感があり凹凸も大きくて立派に見える。建材の外壁材は凹凸も小さくなるし色も単一で深みがない。ちょっと見にはいいかもしれないが。 
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継続する仕事

今日は早く起きたが散歩はなし。いつも通り事務所へ行くと大工と塗装屋が準備完了。朝一で施主様と打合せ後リフォームの客のところへ。午前中かかって午後から材木の配達に行く。 
 
何回かお世話になった社長から材木の調達を頼まれる。大した儲けにはならないがいつも仕事をいただいている。製材所へ行き手頃な材木を修正挽きしてもらい届ける。 
 
社長には自宅の新築はもちろん工場の新築、リフォームと何度もお世話になっている。信頼してもらっていると言うことだがリフォームはこれが一番大事だ。何度ももらえるようにならないと仕事が増えない。 
 
大した金額でもないのに製材所へ発注し配達する。私自身が配達するところがミソなのだ。これでまた社長には信頼してもらって次の仕事につながる。 
 
新築工事は一度きりで二度とないのが普通だろう。新築であっても自宅だけでなく工場とか身内の新築もある。こう言うのが続けて取れないと商売は長続きしない。 
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板貼り

体調が良くなくて一日自宅療養。今日も午前中病院通い、ってほど大げさな話でなく風邪を引いただけですがね。今日は大工が一人休みで外部の押し縁付けを一人で終わらせる。一度塗装すみなので仕上げだけ残る。 
 
カラマツの板は幅広と狭いのと二種類作った。今回初めて狭い方を貼ったが洋風には良い感じだ。狭い分押し縁が多くて大工は大変だ。北欧の家にあるようなガッチリした感じに仕上がった。
 
同じ木なのに寸法や貼り方で印象が変わる。今度のカラマツも横張りにするとまた違う。アメリカの住宅によくある南京下見張りで派手な色にペンキを塗る。ペンキだから素材の板はどんなものでも腐らなければ良い。 
 
日本人にはイマイチ馴染みにくいのは繊細でなく大雑把だからだろう。たとえ塗装品でも下の素材が感じられないのは気になる。建材と木の外壁の違いだ。本物の厚板を貼ると存在感が違う。 
 
木の種類でも違うし板の幅や貼り方向でも違ってくる。幅広板を縦張りすると和風の感じだし狭いのを縦張りすると北欧風になる。当社としては素材でイメージを作るやり方をしたい。 
 
住宅会社などは建材の外壁材を色違いで張り分けてで材する。何となく深みもないしオモチャっぽい。本物の板を集めるのも貼る大工を探すのもどちらも大変だからだ。 
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