青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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この頃ふとすると今日何をしたか思い出せない時がある。今日も午前中何をしたかなかなか出てこない。現場へ行って銀行へ寄って製材所へ行って…..あと何をしたっけ。午後もドア交換の現場へ行って作業場へ行って材木を積んで現場へ届けてクタクタになって帰ってブログを書いて….。毎日同じことを繰り返していると記憶に残らない。 
 
作業場の鋸屑を貯めるサイロが満杯になった。近くの牛舎に引き取ってもらっていた。牛の数を減らしたとかで引き取ってくれない。慌てて近所の牛舎を回ってさがした。すぐ近くに5,6頭しか置いてないが引き取ってくれるところがあった。経営者は40代で若く大卒だ。親の肉牛経営を継ぐ予定でなかったが継いだ。 
 
一度東京で就職しているので地元しか知らないのとは少し違うところがある。若い経営者仲間を取りまとめたり顔が広い。当社としても現場が増えるとかなりの鋸屑が発生する。小さいところだとすぐ引き取りを拒否される。そこで彼が仲間に連絡して引き取ってくれるところを探してくれる。 
 
肉牛の世界は等級次第で儲かったり損をしたりする。またブランドに左右されるので地域で名を売って広めたい。単独ではなかなか生き残れない。なので仲間が集まって共同でブランドを作ったりPRをする。そのリーダーが彼なのだ。 
 
国産材の世界同様地元産をどうやって売るか皆真剣なのだ。木の場合は地元志向が強く各地に出荷するということがなかった。LVLとかCLTとかで杉を大量に買ってくれるので間接的に全国に出荷される。牛と違ってブランドと言う意味ではないかもしれないが量がさばける。 
 
ブランド牛ほどでなくても何とか地域材を無垢で使ってもらえるようになれば価格も高く経営も安定する。現状は山から出しても赤字になるケースがある。無垢材の家が増えると良いのだが製材所や材木店などもなくなって難しくなった。牛のように消費者に直接販売できるルートがあれば良いと思う。