朝から現場から催促がきて材料を運ぶ。その後事務所へ行ってすぐ歯医者に行った。詰め物をしたところが取れた。自宅倉庫へ行って材木を積み現場へ配達。昼食後作業場でカウンター材を作るので板を選定。寸法や剥ぎ方を指示する。ポスト口の加工法や巾木廻り縁の材料の選定をする。で、最後にまた現場に戻り大工と打ち合わせ。
リフォームの現場は外部が終わるとすぐ内装に入る。内部に無垢の板をカウンターとかに使って欲しいと言うのがお施主様の希望だ。広葉樹から針葉樹まで各種板材が在庫である。しかし希望の寸法にはならない。二枚をくっつけて一枚にする。これを剥ぐと言うが合せ目のところをどこにするか問題だ。
杉などのように柔らかくて捻じれにくいのは簡単だ。問題は広葉樹の場合だが目を読まないとねじれたりはがれてしまう。反る方向を見てくっつける。ちょうど良い寸法にならないのがほとんどだから必ず剥ぐことになる。
集成材と言う便利なものがあるのに手間暇をかけてやるか。出来上がりはたとえ剥いだとしても無垢の方が良い。工業製品と手作りの違いだ。こういう場合に誰が材木の選定をするかだ。大工に任せるのが多いと思うが当社は私の担当になっている。なぜって在庫の把握をしているのが私だからである。