青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日も現場はカウンターや出入り口枠を付ける。一番肝心なところで大工たちも気を抜けない。息子は作業場で加工をして夕方から搬入。明日からいよいよ家具工事に入る。砂利敷きを頼まれた現場も午前中で終了。手すりも予定していたがお施主様の都合で延期。 
 
出入り口枠や窓枠は建材が主流になった。ビス止めで簡単に取り付けできる。当社ではいつも杉材を加工して敷居鴨居を付ける。無節の柾目の材を加工して上吊りのレールをつける。枠材の幅は建材などは21ミリぐらいだが75ミリくらいの幅がある。 
 
窓枠なども同じで見つけの幅は大きい。巾木も既製品は60ミリだが120ミリもある。同じく腰板などの見切りも120みりある。なんでも大きければ良いのでないが見た目は立派に見える。作る方から言うと120ミリ幅の材料を用意するだけでも大変だ。加工前は150ミリ近くあるので相当な太い丸太から取る。 
 
枠幅、巾木、廻り縁、見切りと造作はある程度大きいと見映えする。とは言っても材を用意するには相当な金額を覚悟する。造作用に太い丸太から専用に大きめに挽いて乾燥させる。使う時に改めて挽き直す。買うとなるといくらするか見当がつかない。 
 
丸太買いでこう言うことが自由自在なのがわかるとやめられない。柱や梁とか構造材の寸法より造作の寸法が見映えに大きく影響する。本格的な和室を作る際に天井板も長押もすべて本物で作る。多分宮大工以外は滅多にやることがなくなったやり方だろう。
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