青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨日の日曜も休みなし。溜まった設計図面の作成と見積もり図面。こう言うのが手間と時間がかかってしまうのです。お客様に提出するためなのですが現場用ではありません。職人たちには別な図面が必要です。お施主様はこちらが一級建築士の設計者という認識がありますからチャンとした図面を描くと思い込んでいるのです。 
 
正直言うと確認申請とか役所用と現場管理用の図面は用途が違います。役所用は必要なことが明記されていることが大事です。それに対して現場用は金物の種類とか太さ、刻みの種類、本数が正確に把握できることが大前提です。 
 
設計者とあると同時に営業や現場管理もやるので何種類も図面を描くのは面倒です。パソコンだからコピーして訂正で済むのですが面倒ではあります。つい同じ図面上に描き込んでしまいます。役所では要求項目以外の事項はない方が良いのです。あれば別な法規の対象になったりするからです。 
 
役所用の図面に現場用の項目があってそれが法規違反で揉めたこともあります。余計なことは消さないとなりません。役所用に慣れてくると必要な項目は見逃しませんが両方描くと混じってしまいます。 
 
リフォームなどでは前の設計者の図面を参考にします。調査するよりは楽だからですがよく現実と違いがあります。確認申請用の図面と現場図面が食い違う例でしょう。現場のことがよく分からないで確認を出しているのもよくあります。 
 
現場のことをよくわかる設計者が少ないと言うことでしょう。かく言う私も確認申請図面は今でも苦手で描いてもらえる場合は代行してもらいます。現場図面から確認図面を起こすので食い違いはありません。よくある柱や梁の位置がずれているとか筋違位置が違うとかはありません。意外と多いのです、リフォームをやってみると。