青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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いくらか涼しくて午後から材木の整理。フローリングに加工しようと溜め込んだ板を積み直す。夕方までかかって終えたがすっかり汗をかいてしまった。久しぶりなので手の握力がなくなり腕が痛い。 
 
今度の現場で在庫になっているのを片付けようと思っている。フローリング用としてサクラ、赤松、栗、スギを在庫している。厚さは36ミリ幅150ミリに挽いた。これを桟積みして古いので4,5年新しいのでも2年以上になる。使うにはちょうど良い頃だ。 
 
広葉樹は乾燥で曲がったり割れたりするので歩留まりが悪い。なので多少厚目に挽く。スギ松類は痩せるて程度であまり変わらない。歩留まりが良いということだ。 
 
フローリング用として厚さ36ミリで挽いて加工すると28ミリくらいにあがる。曲がっているから30センチくらいに切って繋いで作る。二階などで裏を表しにするので両面仕上げにする。これができないので既製品を使わない。 
 
スギや赤松は比較的狂いが少ないので30ミリくらいに上がる。柔らかいので二階に使って両面仕上げにする。素足で歩いても冷たくないので好まれる。特にスギが増えてきたが節を取るのが面倒臭い。埋木やパテ処理をする。その代わり繋がないで長いまま使う。 
 
加工する業者があちこちにいてどこにでも頼めたが近年廃業が相次いでいる。製材所と同じ運命をたどる。加工屋は羽目板や階段、家具類も作る。建具屋も加工できるが繋ぐ機械がないのでカンナがけしかできない。 
 
フローングや羽目板はもちろんキッチンや下駄箱も自社で作っている。だから細かい加工だけを頼んで取り付けは大工がやっている。全部任せると出来は良いのだが値段も高くなる。現実的な単価でやるには既製品並みの値段でできないといけない。施主によっては手作りが既成品と同じだと喜ぶ方もいる。
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