青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日は午前中会計事務所が来社、決算書類など。昼に歯医者によって午後からお施主様のところへトラックを借りに行く。同行して作業場へ戻り大黒や梁のチェック。夕方自宅倉庫で積み込み。 
 
大黒柱の栗を挽いたが虫の穴とか腐れがある。お施主様は腐れの程度や強度の低下を気にする。仕上がりで40センチあるから多少虫穴があっても問題はない。見た目さえ気にしなければ良い。しかし大黒柱は家の中心でシンボルである。 
 
お施主様は太い大黒を希望だが腐れや虫穴は気にする。更に挽いて細くすると虫穴は消えるだろう。腐れは中心に近くなると大きくなる。古い木は中心が腐っている例は少なくない。樹齢の古い木に共通の特徴だ。 
 
今回は栗の100年近い木なので中心部は枝から侵入した腐れが入っている。栗は5,60年を経過すると腐って自分で倒れる。新たな芽が出てまた木が成長する。だから樹齢100年近いものは例外と言える。目が細かくて綺麗なので中心部が腐っている木でも家具用に結構な値で売れる。 
 
森林組合の入札でも栗の大木は腐る腐らないに関わらず太い木は高い。用途はほとんど家具用である。建築材としては土台用が多いが稀にこうした太い木は柱にも使われる。大黒柱とか見柱など化粧の柱に使われる。太すぎて住宅用としては使いにくい木だったが今回やっと使い先が決まった。
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