昨日も打ち合わせで今日は朝から現場へ。屋根が終わってサッシと金物の取付に入る。金物を運んで取付位置を確認する。サッシは取付高さが大事で箇所ごとに印をつけておく。掃き出し窓はフローリングからになるからわかるが窓は箇所ごとに違う。微妙な位置が後で大問題になることがある。
窓の高さはカウンターとか下駄箱とか吊戸棚高さに関係する。作り付けの高さは使い勝手に影響するので微妙な調整が必要だ。大壁の場合は問題にならずとも真壁は難しい。サッシ枠が4寸角なのでどこにカウンターが付くか決めないとならない。大工とも相談したり完成後の高さを考えて一つ一つ決める。
もちろん窓上の高さは統一しないと見苦しいのでカウンターなどの高さを決めるのは難しい。使い勝手だけでもダメだし室内のサッシ高さとも統一しないとならない。だから微妙なカウンター高さになってしまう。
真壁の住宅であっても金物の検査は来る。外壁側はともかく内部の間仕切りに入れる場合は金物が露出しないよう考える。それでなくとも引き戸を多用するから壁長さが足りなくなる。昔の家は筋違とか入れなかったので壁がなくとも問題がなかった。
その分強度は落ちるから長い梁とか太い柱で対応した。地震には揺れに抵抗しないで柔軟な構造で対応した。それでも何百年と保っている建物もある。今だとどう言う建物であれ建築基準法に合致しない建物は作れない。入れないよりはと消極的な対応でなく入れるべきは全て対応している。
たまに火打梁のボルト穴を隠したり苦労する。断熱とか耐震性は現代の建物には必要条件だと思っている。以前にはそんなものと入れたがらない大工もいたが今はそう言うのは通用しない。