気温が下がって午後から雪に変わる。午前中は図面作成で午後から現場へ。大工はサッシ取付で金物も明日には完了予定だ。明後日あたり金物検査を受けようと思っている。4人体制になって筋違とかサッシ付けが進む。とにかくサッシを付けるとと断熱材を貼れる。つまり外部を塞ぐことができる。
曲がりや大黒柱は芯持ちで太いので割れやすい。乾燥が十分だと言っても風に当てると割れる。刻みが終わるとラップで包んで割れにくくはしてある。今日のように北風が強く吹くと効果も薄れる。だから屋根と外壁は早く塞ぎたい。
建て方の時に柱を立てたりするとラップを破いてしまう。そこに風が当たるとどんどん破れて取れてしまう。なので何が何でも塞ぐよりないのだ。大工を大勢投入して進めるのが一番なのだが普通の大壁の家なら簡単だ。一々加工をしながら組むのですごく時間がかかる。
始めの頃はゆっくり丁寧にやって欲しいと施主は言うものだがなかなか進まなくなるとグチに変わる。こだわりの家を建てる方は丁寧を好むが限度はある。刻み開始以来5ヶ月を経過した。ご主人はともかくアパート住まいのご家族からクレームがつく。
どんな現場でも施主とは悶着はある。小さなことから裁判沙汰までトラブルのネタは尽きない。誠意を持って接するかしかないのだが無理難題もある。そこをどうクリアするか請負者の器次第だ。ただ言い合いになれば勝ち目はない。しかし間違っていることには反論も必要だ。対処する技術なんてのはないが一呼吸置いて説得するしかない。