気温が上がり春の陽気。朝一番で羽目板の引き取りに行く。約束の日を間違えて向こうを慌てさせてしまった。全く私のミスで月末もあってボケをかましてしまった。すぐ現場へ搬入し壁貼りの開始に間に合わせる。
現場はフローリング張りの真っ最中で一人は壁貼りになる。土曜から始まってやっと半分まできた。昨日一昨日と休みがあって遅れている。作った方の桜から貼り始めている。リブングの目立つ部分から始まったので息子が一人で貼った。
残った部分は廊下キッチンとかバックになるので楽といえば楽だ。やはりリビングは目立つし形も変形で難しい。貼り方は大壁と真壁は違う。柱とか出ていない大壁は上から巾木で抑える。真壁は抑えるのがないので柱など出ている部分はフローリングを差し込む。
その差し込む部分を予めカットしておく。そこに差し込むことで後で浮いたりしなくなる。大壁の巾木の役目を果たす。現しが基本の真壁は手間のかかることが多い。その分後でしっかりした仕上げになって大壁のどこか隙間風が吹く家とは大違いだ。このことを施主様に理解してもらうのは難しいことではあるが。
遅れ気味の大工に対してどうして早くできないのかと言われることがある。端折れば時間は節約できるが当社のやり方ではない。差し込む所は差し入れる部分はきっちり入れる。突きつけが普通のところでもきっちりと溝をつけ入れる。下地を組む時も水平を見てプレーナーをかけるところはやっている。
そう言う小さなことの積み重ねがキッチリとした家になる。どこが違うのかわからないが他と少し違うと言われたことがある。やるべきことを全てやってキチンと仕上げることが当社の家つくりだ。