青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日は暖かく春本番の陽気。現場も室内より外の方が暑い。中に入るとヒンヤリする。左官屋が今日から養生で入っている。漆喰の材料もスタンバイして明日から本格的に塗る。今回は3人の職人と運び役と4人体制で行く。途中何人か応援も予定している。 
 
漆喰は下塗りと仕上げと二回塗らないとならない。下塗りが完全に硬化する前に仕上げをする。一気に下塗りだけとはいかない。なので職人一人で1日で2坪くらいしか仕上げれない。 
 
3人体制だと2週間はたっぷりかかる。もちろん他にもキッチンと玄関のタイル貼りもある。外の漆喰、基礎仕上げやモルタル仕上げの箇所もある。なんだかんだと一ヶ月はどうしてもかかる。お施主様とは今月中の完成を希望されているので相当ピッチをあげないとならない。 
 
内部漆喰は養生が大変で柱の杉につけると黒く変色する。焼けるわけですが養生テープでしっかりと養生する。この作業が意外と時間がかかる。塗装もそうだが余計な部分に付着すると変色するところが困る。丁寧さが要求される。 
 
明日から下塗りから練って行くのだが練り専門と運ぶのがいないと捗らない。塗り方は足場や脚立に載っているから手元がいないと進まない。まあ縁の下の力持ちってとこだ。夫婦の左官屋は奥さんが手元になったりする。 
 
自然素材のブームの頃は珪藻土とか漆喰がもてはやされた時期があった。どちらも左官がやるのだが珪藻土は一発塗りもある。一回で仕上げると言うことだ。漆喰は基本的には下塗りなしはできない。仕上げの塗り厚は1ミリくらいで下塗りがないと平滑にならなくてできない。 
 
しかもある程度樹練していないと仕上げができない。モルタル仕上げができても漆喰ができないのは大勢いる。需要も違うので漆喰はやるチャンスがない。できるのは60代以降になってしまう。そのうちできなくなる職種の最たるものだ。CIMG6025