日中は汗ばむほどの天気で見学会が開催中で現場に一日いた。午前午後と何組かのご来場があった。明日以降も予約が入っている。朝はお施主様もいらして心配なのか気にしている。
いつも思うが建材とプレカットの家つくりに飽き足らない方は多い。多いのだが違うものは何かと言われれば思いつかない。プレカット以外は手刻みなのだがその違いすら知らない。そのことを一言でわかってもらうのは難しい。
ビニールクロスと建材は嫌いだと言っても本物は何かと言われれば知らないのだ。古民家という言葉は何も知らない素人にもわかりやすい。何となく本物っぽい感じがするのだろう。建材多用の家つくりと古民家は対極にある。
注文住宅は価格的にも低価格化が進むがリフォームは決まりがない。予算的に余裕があるのは圧倒的にリフォームだろう。住宅の低価格化は利益率の低下を招くがリフォームは工事受注額が低下する。
新築で本物の家つくりを考える層とリフォームの高級化は比較に何らないほどリフォームが多い。新築で本物の家を望む客は少ないがリフォームの客は多い。ほとんどが60代で退職金持ちが多い。
長くない老後は金を残すより自分の生きがいを優先したい。自分のために今までの夢を実現したいと思うのだ。その希望はプレカットでは到底実現不可能なのだ。そこに古民家リフォームの将来性がある。新築見学会であってもリフォームを考えて来場する方もいる。