青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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現場へ寄ってからレンジフードの調子を見に行く。片道1時間かかる。メーカーサービスを依頼することにした。この前引き渡した現場にも寄る。木から虫が出ていたが出なくなった。成虫になって飛んで行ったか。

事務所前のお宅から小屋の解体を頼まれて業者と見に行く。高齢者夫婦がお住まいだった。遠くの親族のところへ身を寄せる事になって貸家にでもすると言う。まずは溜まりに溜まったゴミ処分から始まる。

今の高齢者は高度成長期を経験している。若い時の貧乏もその後の経済発展で物にあふれた生活の両方を経験した。溜まったゴミを見るとかなり古いものから最近の物まで何でもある。古い物でも捨てられなくて溜め込んだ世代だ。

私の両親と同世代で公務員だったので年金も多い世代でもある。私らの世代に比べても裕福だ。父が入院した時は年金の管理もしたので良く知っている。私たちから見ても相当違う。ましてや子どもたちの頃はどうなることか。

夫婦で公務員だったこちらの方はめぐまれていたほうだろう。使い切れないほど貰っていたはずだ。若年層の低収入や都会に出て行く問題を考えるとこのままでいいのだろうかと思う。

私の息子たちも新築でローンを組んでいる。銀行ローンは所得が少なくてフラットに変えている。普通に二人で働いていてもローンが通らない。ところが公務員だった父の年金はこれを上回る。

夫婦で公務員であればもっと多い。今90歳だから使いきれなかった年金はかなりになる。父がいきていれば孫にもかなりの援助ができたろう。翻って私たちは孫にどれだけ援助できるか心もとない。

長生きをすればするほど生活は苦しくなる。年々減っていく年金は若い世代ほど不利だ。せめて子供達に負担をかけないよう働き続けるしかない。70代80代まで頑張るしかないようだ。