今日も暑い。見積もりと図面作成。午後は伐採の件で山へ。夕方戻ると近所の同級生が親戚のリフォームのことで寄った。こう言ったリフォームの需要はある。ただ思っている金額とのギャップは大きい。
インバウンドの影響なのか日本最高を謳う番組のせいか古民家が流行っている。捨てられたような田舎の家を直したい方も増えた。自分も親も暮らした家だから壊すには偲びない。
このような家は狂いもひどく腐っているのも多いから工事自体が面倒だ。技術的なことよりも時間がかかる。人件費高騰のご時世だから高くつく。人件費節約でプレカットが増えたのと相反する。
材料と技術も大変と言えばそうだが何とかなる。問題は機械や工具を駆使した仕事ができないことだ。大壁で機械で釘を打つような仕事でないと言うことだ。ノミで穴を掘って差し込むのが普通だから上から釘でなんてことができない。
そうなるとかかった時間に比例して工事費が増えるから大変だ。建て替えした方が安いとなるかもしれない。原因としては金額だけでなく大工不足もある。きりなく大工を張り付けておけない。
結局諦めることになりがちだ。壊してと言うのも厳しいだろう。となると簡単に上からボードを張ってクロス張りになる。柱も梁も全て隠れてしまう。それでも相当難しい仕事なのだが。