青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝から雨で散歩も中止。薪運びも終わって置場はすっきりした。また製材所から皮の部分(セッカ)を持って来ます。製材所は薪としての需要はあるのですが切ったリ割ったりができません。人手をかけるほどでもないし所謂売っている薪より燃やしにくいのもあります。 
 
自分で製材した場合はセッカは持ち帰れます。短く切れば割る必要がないしそのまま乾燥できます。ただ平べったいのと皮がついています。撮るのも面倒でそのまま燃やしますが。 
 
問題は皮付きだと虫がつくことです。まあ幼虫ですね。かなり大きな虫なので嫌いな方はギョッとするでしょう。伐採は秋冬が多いので卵が皮と身の間に入っています。春になると一斉に出て来るのです。 
 
これは市販の薪でもありますが大木が多い製材のセッカは多いと思います。曲がりなどの太鼓挽きは皮が残るので必ず剥かないとなりません。この虫が乾燥中に梁の中まで侵入して穴を開けます。 
 
皮剥きは直径が50センチとか太い場合は製材所の機械で剥いてくれます。30センチクラスだと剥かないでそのまま挽くので自分で剥かないとなりません。見逃すとそこら中虫穴だらけになります。 
 
ほんの少しだと思って残すと虫はしぶとく生き残って入ってしまいます。穴つきのまま使う場合は細い線を差し込みつついて殺します。中には複雑な穴もあって殺虫剤を入れることもあります。皮を剥くのが手間で端折ると後で後悔する羽目になります。 
 
今回は13本の雑木の曲がりを出しますが何本剥いてくれるかによって私の仕事が増えます。広げて一本ずつ剥くのはなかなかの仕事です。肩や手が痺れて来るのでゆっくりやりたいところですが。