朝から製材所へ行ってチェック。曲がりは挽くのにも面倒臭い。挽く係、代車乗りと言いますが、がどう挽けば良いのか迷う。良い目が出たら止めてそこで厚みが決まる。その判断は杉などの丸太を挽くのとは違う。
一番良いのは挽く方、つまり客のことですが、がそれで良いと言えば良い。木取りのの責任を取らされるのが嫌なのだろう。特にうるさい客だと後でアーだコーだと言う。それが嫌なのだ。
で、後ろに立ってあれこれ指示してもらうのが一番安心だ。何だかんだとほぼ一日付き合うことになる。曲がりは今日で終わって明日からは杉の丸太になる。明日はおまかせになるのだが。
製材は博打のようなところがある。買った丸太が節だらけだったりとか外観から想像するのだが外れる。丸太でさえ難しいのに山で買って伐採するのはもっと難しい。立木の状態で見て判断する難しさと出る量が半端ものまで買うことになるからだ。
山の立木を全購入はでた丸太を用材、合板用、チップと分けて売る。用材がメインなのだが残りの金額もバカにならない。伐採工賃がでてくる場合もある。運賃と製材賃を足して原価となる。
計算上は安くなるのだが在庫と乾燥のリスクがある。資金と割れや曲がりでのロスが出る。現場が都合よくあれば回収もできるが世の中うまくいかないものだ。資金がショートして四苦八苦する羽目になる。
もう何年も経験済みなのだが懲りずにまた丸太を買ってしまう。良くないと思って買ったのが予期せぬ結果になることもある。ただみたいな値段で買ったものが面白い目が出て大喜びもある。もちろんそうでない場合が多い。事務所の前の公園は紅葉真っ盛り。