青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日は法事で午前中はお休み。午後から現場と作業場。次の現場の下見と現地調査。確認申請に必要なデータはいろいろある。現地の状況を図面化して行政に納得してもらう。 
 
3m以上の崖の上に建てるには条例がある。有効な擁壁とかあれば問題ない。また10mとかになると敷地境界から離れなければならないこともある。斜線制限も道路と隣地からの離れがある。 
 
設計の基本はこのようなことをクリアするようにすることだ。当たり前のことだが確認申請で一番問題にされるところだ。デザインとか断熱性能で業者を選ぶ方も多いが行政の見方は違うところを見ている。 
 
先日の熊本地震で今の基準で確認を取った建物が崩壊したいところがあった。この頃多くなった広いリビングキッチンが一階にある場合などが該当する。壁量計算は問題がなくても大きな揺れが来ると崩壊する。 
 
数値上はクリアできてもバランスが悪かったりギリギリの場合だろう。一階に車庫があって二階にリビングと言うのもあった。これもどうしても弱くなる例だろう。特に車庫は中間柱がない方が使いやすいし電動シャッターで大きな開口を取る。 
 
デザインや使い勝手はお施主様の要望があれば取り入れざるを得ない。補強のために予算が増えるとかいろいろ障害が出る。まあ安易に妥協するケースがある。後で困るのはお施主様の方だが。