青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今朝も小雨が降り徐々に晴れるが気温が下がり始めた。半袖は無理で久しぶりの長袖。現場で突っ立ていると寒い。新築の現場は断熱も貼って外部が塞がって来た。通気胴縁をつけて板張りの準備をする。 
 
外部が塞がると明るさとか部屋の広さがわかるようになる。まあ予想通りなのだが明るさは壁が仕上がると明るくなる。下地の壁は影が出て暗くなる。採光面積は基準法で定められていて床面積の7分の1以上必要だ。 
 
計算上はもちろんクリアなのだが大型の引き戸がない。小さい窓があちこちにあって全体で明るさはクリアする。リビング部分は斜め天井で大きいので上からもあかりが取れる。 
 
吹き抜けの上部は二階と手すりで繋がり空間が大きい。一階と二階の空間が子供部屋も含め一つになる。こう言うケースは暖房が大変なのだが薪ストーブでカバーする。何と言っても発熱量が大きい。 
 
薪ストーブは空気の流れを計算しないと上手くいかない。勾配のついた天井は熱を上に押し上げる。二階の溜まった熱を階段とかからファンで下に送る。上手く回転させると家中が同じ温度になり快適だ。 
 
近年薪ストーブがブームで薪が高騰している。自分で調達できる方には良いが全て買うとなると厳しい。年間で10万円は軽くかかる。薪割りとか伐るのを所有地でできるなら一番良い。 
 
なんだかんだと言っても輻射熱による快適さを体験すると代替えは無理だろう。郊外に住む方とか所有地がある方にはオススメの方法だ。住宅密集地だと煙の匂いとかでトラブルになる時がある。そこは要注意だろう。