朝方の雨も上がり日中は曇ってスッキリしない。おかげで気温も上がらず快適は快適なのだが。新築の現場では一人で今日明日と外壁を張る準備の下地を作る。明後日またアルバイト君を雇って運ぶ予定だ。
リフォームの方はほぼ完了で細部を残して明日にも終わる。予定では3週間ほどだったが追加工事があって遅れてしまった。大工は早いことで有名なのだが彼をもってしてもリフォームは手間がかかる。
栗の腰板が周り漆喰で仕上げる。もちろん細部の作りも栗なので加工から取り付けまで手間がかかる。材料を揃えるのが大変だったがそれなりの仕上がりになった。
玄関も少し拡大し屋根を出したので何とか和風の玄関らしくなった。こんな玄関は大工は得意でこちらの意図よりも複雑で立派だ。特に言わなくても勝手に材料を加工し自分好みに仕上げる。
職人は自分の得意な分野には手間と材料を惜しまない。と言うより勝手に自分好みにしてしまう。予算的に大きな問題がなければやりたいようにやらせる。施主様も大いに気に入っていただいた。
古民家とか和風住宅では設計者よりも大工の方がよくわかっている部分もある。好き放題をやらせると単に田舎臭いのができると言う危険性もある。施主次第で気に入ってもらえるなら構わないと思っている。大工も大いに乗って仕事できたし。