青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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久しぶりの雨だが現場は大した影響はない。外部塗装やアンテナとか取り付けも終わった。来週には足場も撤去し外部が丸見えになる。 
 
ほとんどがカラマツの外壁の縦張りになる。今回の現場は四方解放になる珍しいパターンだ。前面道路と脇の広い歩道、隣地はなく崖になっている。崖の下には道路がある見上げるように板張りの家が見えるという寸法だ。 
 
お話があって最初に思いついたのが崖下からのビューが良いことだ。大屋根で二階が隠れて1階の壁と屋根が見える。もちろん二階まで覆う屋根は大屋根になる。しかも程よい位置に赤松の大木がある。 
 
崖部分は公共地で草刈りとか役所が管理する。建物内からも松の隙間から道路が見える。その向こうは畑や山になって家はあまり見えない。 
 
二階からの眺めがまるでリゾート地にいるような感覚になる。夜でも視線が気にならないと思う。ただ方向が東なので昼からは日が差し込まない。寝室からの朝一番の景色は気持ちが良いに違いない。 
 
他の方向はごく普通の住宅地となんら変わらない。ごく普通の眺めになるに違いない。もちろん板は四方ぐるりと張っているので板張りの押縁仕上げが綺麗に見える。陰影もくっきり出るし北欧風の外観になる。 
 
日本人は高いところより低い平らなところを好む方が多い。農耕民族の血がそうさせるのだろうか。私は自宅も事務所も見晴らしが良い。高いところを好むのは狩猟民族の特徴と言われる。先祖は農家でなく猟師だったろうか。