現場は気温が高いと泥で汚れる。なので現場前はシートを敷き詰めてある。ボードで塞がった現場は真っ暗で今日搬入されたサッシを取り付ける。
年内はボードを貼りサッシをつけて断熱材を貼る。次はエアホール付きの通気胴縁をつける。そして外壁材を貼って仕上がる。正月休みはサイディングを貼るところまではいかない。
サッシの取り付けは外壁や内装の取り合いに気をつけながらになる。特にコーナー部分はサッシ枠が外壁の中に入ってしまう。いわゆる入り込んでしまう。そうならないように少し移動したりサッシを小さくする。
外断熱でしかも通気工法だと外壁は柱から7センチも出る。入り隅の場合は外部が出隅の場合は内部が壁の中にめり込む。現場の大工は常識なのだが設計者には無頓着になりがちな点だ。
在来工法は真壁が基本なので大壁仕様だとサッシや断熱材が邪魔をする。真壁で内断熱だとあまり問題ない。しかし内断熱では真壁だと厚みを取れない。今日では100ミリが最低だが50ミリしか入らない。
柱を太くする方法があるが5寸角(150ミリ)でも難しい。結局外断熱にするのだがサッシ類が変形寸法になる。外断熱と真壁工法は切れない関係になる。まあ性能も良くなるし予算さえクリアすると問題はないのだが。