青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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新年最初のブログは今日からになります。休み期間中は仕事もあったり所用で仙台に行ったりで忙しかった。本当にのんびりできたのは何日もなかった。 
 
昨年よりも忙しそうな気がするが何とか頑張りたいと思っている。周囲には75歳までは現役でいる旨宣言している。頭さえボケなければ何とかなる。 
 
開業30年も過ぎて当社で建てた方も建て替えやリフォームになる。そう言うつながりで仕事が来るようになった。まあ知らない方でもないし気が楽な面はある。 
 
人手不足も本格化し安定的に仕事が取れないところは廃業している。元請けから下請けになったところもある。複雑化する法規や施主のこだわり、もしくはデザインについていけない。 
 
AIの時代になると規格化や工場生産が増えて画一化される。職人も組み立て専門になり次第にロボットに代わっていくのだろうか。味気ない家が増えるだろう。 
 
その中で個人のこだわりや趣味的な要素をどうやって取り入れるかだ。こだわりの家つくりは技術と材料が一番重要になる。自由自在に家を作る技術は次第に廃れ始めている。 
 
デザイン時代と言うものの表面的なものが主流だ。素材を活かすとか自然素材を取り入れるのが難しくなった。建材という名のパーツとどう組み合わせるかだ。 
 
手刻みで無垢材だけで家を建てるのが本当にできなくなる。技術と素材の両方ができなくなるからだ。地域材を挽いてくれる製材所や刻みのできる大工がいなくなる。 
 
企業としての成立のためには安定的な仕事が必要だ。たまに来る家のために材木を在庫し空きの期間を他所の下受けをする。過去に廃業したところはその道を辿った。 
 
当社もその危機に晒される。できるまで頑張るとしていつまでできるかだ。その意味では仕事があると言っても安心はできない。選びながらも継続できる方法を必死で模索中だ。