暖かく快適な一日。朝一で大工と手直しの現場へ。2年前に建てた曲がりや大黒がある本格的な古民家風住宅。ケヤキの階段が乾燥で狂って浮き上がってきた。
栗の50センチ角の大黒柱が割れて隙間が出てきた。本当はあと10年もすると少しずつではあるがくっついてくる。そんなに待てないのが人情だから隙間を埋めたりする。
階段の腰板が狂って浮き上がってきた。これは何とかしないと見苦しい。反った板を少し戻しながビスを打ち留めて埋木する。削ったりするだけでは難しい。
無垢の木を使うと乾燥により狂ってくる。お施主様には予め説明はするのだが実際に狂うとあれこれ言いたくなる。いつも2,3年後には補修をしている。
先週から現場は左官が入る。二階から塗ってきて階段部分に来た。今回はホタテ漆喰を使っている。左官やに言わせるとコテの滑りがイマイチらしい。
石灰にノリが入っていないタイプなので厚塗りになる。そうするとコテがうまく滑らない。本格的な漆喰はふのりとか海藻が入っていてヌルヌルする。
薄塗りをして二回仕上げをする。だから滑りが良くないと薄塗りができない。いつもと違う感じになるのだろう。どちらかと言うと一回で仕上げるタイプが増えている。