青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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いよいよ連休突入と言うことで昨日は家内とドライブ。縁あって二戸市へ行った。以前から気になっていた九戸城を見た。すごいスケールで大きさも周辺の広さもすごい。今までは城といえば本丸とか建物が中心だった。 
 
盛岡城も建物がなく石垣があるだけだ。しかし人の手が入った城という感じがする。九戸城はほぼ人口的な建物や石垣の類はない。あるのは地形を利用した城郭があるだけだ。二戸市という町の規模から少しかけ離れている。 
 
当時はかなりの力があったろう。だから南部氏の本家とも争いになった。盛岡が太閤秀吉に訴えて援軍が九戸に6万も押し寄せた。見たこともなかったような大軍に九戸軍は全滅した。 
 
こう書くといかにも無謀な戦いなような気がする。現地に立ってあったであろう立派な本丸や石垣があれば無敵なような気がしてくる。いかに大群が押し寄せても勝てるような気がしてくる。城というのはそう言うものなのだろう。 
 
現代に生きる我々にも肩書きやブランドがあると実力を過信する時がある。外国人労働者の解禁はハングリー精神旺盛な彼らと競争になる。実力を高めようと努力したり贅沢をしないで節約する。そう言う努力を地道にできる若者がいるか。 
 
子供の数が減り親から十分すぎる庇護を受け学歴もありそれなりに成績も良い。恵まれ過ぎて何もしなくても生きていけるような気がしてくる。就職先の企業は世界との競争で日本的な年功序列が変わってしまった。 
 
変化と言えばそれまでだが変わる社会についていくのは実力のみが頼りだ。人手不足の中で力強く生きていくには実力を高めるよりない。肩書きやブランドのようなものはアテにはならない。