青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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いよいよ夏本番かと思わせるような暑さ。現場は左官とクロスの業者が入る。来週もほぼこのままの状態が続く。仕上がった部分から器具付けが始まる。器具付けだけでもしばらくかかる。 
 
器具がつくと試運転や調整に入り清掃する。まあここまで行くには10日頃までかかる。そのあと建具をつけて網戸をつけて外のカーポートをつけて…..。まあ中旬くらいですね、引渡しは。 
 
器具をつけるとお施主様でも気になるところが出る。棚の位置、照明の明るさ、ドア類の金物、建具の滑り、タイルの目地…etc.
日本人は細部にうるさいとよく言われる。うるさいなんて言ってはいけませんが。 
 
特に女の方が多いですが理屈に合わない無理難題もあります。傷とか調整で治るものはなく木目の柄が気に入らないとか思ったより暗いとか。人それぞれとは言いますが本当に難しいのです。 
 
こちらとしては出来る限り対応し手直し交換はもちろん時間経過で出てもやっています。建材でなく無垢材の加工なので傷もつきやすく木目も正直選べません。割れや隙間は埋めるとして木目までは。 
 
しかしお施主様の満足が第一ですから対応はしている。その対応いかんでいつまでも揉めたりするわけです。細心注意を払っても間違いはあるので素直に謝り渋る職人に直させるのです。職人の感覚とお施主様の価値基準は違うから手直しはいつも揉める。 
 
そう言う面倒が手作りや注文品には多いのです。印刷した建材なら傷以外は特にやることはありません。だから無垢材を使った手作りの家は減りこそすれ増えることはあり得ないのです。手間とクレームの多さが主な原因でしょう。