少し曇りがちで気温は平年並み。明日は雨の予報だが外部工事が続くので困る。お施主様は外壁のカラマツを気に入ったようだ。長く付き合うとわかる。
木が大好きな方は板張りを好むが何でもとはいかない。張り上げた時の重厚感というか主張がないとダメだ。板の張り方や木目。厚みでできる陰影….。
樹種が同じ板でも元の丸太の年数で微妙に表情が違う。たかが板と言うなかれ、好きな方には違いがわかる。やはり樹齢が経った木目は目が積んで色も濃い。節も若いと乾燥で割れるが古い木は割れない。
玄関に下駄箱を作る。天板を何するかが問題だ。堅木で無節で厚いと文句がないが予算もある。ぴったしと言うケヤキが余っていて使うのだが取り付ける前に実物を見たいと。たかが事務所のスリッパ入れの下駄箱である。
選びに選んで金に糸目を付けないなら別だ。そこは予算と言うものがあっての仕事だ。いくら在庫だからと言っても拾ったものではない。しかし分かる方には何とか使いたい。これが利益率が低い原因かな。