いよいよ山も紅葉が始まり朝晩ストーブが恋しい。作業場から残材を持ち帰って薪に伐っている。2ヶ月ぐらいは持ちそうな程の量になった。欅とか大黒柱や梁の切れっ端などは乾燥し割るのに難儀する。
我が家では最近ジャム作りに熱心だ。農家から安く仕入れたブルーベリーの冷凍があって煮てジャムにしている。何せ混ぜ物なしの天然100%である。程よい甘味と香りは既製品とは比べ物にならない。
ところで我が家の庭にはジョミの木があって実が大量についている。所謂ガマズミ、ロシア語でカリンカである。山谷に行けばどこでも生えているのだが集めてジュースに加工したりする。作るのが手間でそれなりに高価だ。
自分で作ると家内が言い出して実を採取して濾して煮詰める。実が小さい割に種が大きい。大量に集めたのだがほんの少ししか取れない。我が家の分だけで飽き足らず知り合いの所からも集めた。
真っ赤に潰した液体をグラニュー糖を少し混ぜ煮詰める。適当なところで火を止め冷ますと出来上がりだ。実を洗って不純物を除き漉すのが大変だ。実の割に大きい種が曲者で少ししか取れない。
味なのだがこれまでイチジク、ブルーベリー、リンゴなどとは比べ物にならない。強い酸味とクセがたまらない。以前ハスカップのジャムを食べたがこれに並ぶ。企業化は難しそうなので貴重なジャムである。