アフターとか修理工事が増えてきた。他の工事も話はあるがなかなか決まらない。ここ2、3年コロナ騒ぎで現場が減り他所も苦戦中だろう。月日の過ぎるのは早いと言うが実感するこの頃です。
建築士は定期講習が2年ごとにある。設計業務をするものは受講義務がある。公務員とか報酬をもらって仕事をしないものは無い。建築士受験のN学院で受けるのだが講義と試験で1日かかる。今は講義はビデオをネットで視聴し試験だけが実地だ。
そのほかに設計事務所を営むものは5年ごとの書き換えがある。そのためには管理建築士講習を受けないとならない。設計事務所登録は確認申請を取るには必要になる。だから青森市で一日がかりの講習に行く。
来年度は書き換えなので講習を今年受けないとならない。両方の講習を受けて初めて設計事務所を名乗れる訳だ。私が建築士を取った頃は講習は何百人も入る会場で受けたものだ。最近は半分以下になってしまった。
建築業界は職人不足が話題になるが建築士だって不足している。建築士の受験者数も減ったし廃業も増えたからだ。住宅業界は管理業務は事実上ないから設計士の仕事がない。だから代理業務の設計事務所が多かった。
住宅会社は設計士を置くより外注する方が簡単だ。外注なら必要な時だけで済む。それでも下請けの設計事務所も減って設計も人手不足になってきた。当社は自分で設計監理をし職人と材木の在庫も置いている。
製材所も減り手刻みに使う材木の入手すらも危なくなってきた。乾燥した良材はすぐには手に入らない。ましてや大黒柱や曲がり材などは自分で在庫するしかない。製材所が減って手刻みの伝統工法の家つくりも難しくなってきた。