青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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スマホ

午前中は仕上げの現場で細部のチェック。細かい傷や建具などの動き具合、果ては窓ガラスの拭き残しまでチェック。何点かやり残しもあって明日は大工、塗装、網戸つけが来る。 
 
最後が一番時間がかかる。じっと見ているだけではわからない瑕疵があるものだ。普通は何日か通って見つかる。すぐわかるようなものは職人だって直す。 
 
職人が見逃したものを見つけるのが難しい。自分の仕事の範囲外は気にしないのでお互いの都合で問題が発生したりする。そこを調整しながら結論を出し直させる。 
 
午後から携帯を変えるので時間を取られる。なんだかんだと3時間以上かかった。固定電話は取れないようにしてあるので全て携帯に繋がる。電話番号も一本化したいのだがどうにかならないものだろうか。 
 
携帯電話は20年以上前から使っている。ショルダーホンと呼ばれる大きなものだ。電波も弱くほとんど中心街しか通じない。オモチャ並みの性能だったが当時は画期的で持っているのは少なかった。 
 
それがパソコンすら要らない時代になりスマホひとつで用が足りる。頑固にパソコンメールしか使わなかったが変えることにした。スタートは早かったがスマホも使いこなせない時代遅れになってしまった。


小さい仕事

朝から気温が高めで暖かい。仕上げ中の現場は建具取り付け、洗面台つけが終了。給排水も完成しエコキュートに水を張り試運転。基礎工事は型枠が続く。明日はアンカーボルト位置を出す。 
 
東屋を建てたところが完成し漏水のチェックも頼まれる。ほんの少々で工事費をかけるほどではない。お客様と相談し様子を見ることになった。 
 
家が古くなると色々不都合が出る。出るのだが細かすぎて業者に依頼するのも面倒臭い。何か工事があればついでにとなる。潜在的な需要はすごいものがある。 
 
古民家リフォームだけでなく修繕の需要は相当な金額になる。業者はたくさんあるが小さい仕事は頼むのも憚られる。まあそう言う方が多いのだ。 
 
だから何かひとつ仕事をすると次々と出てくるものだ。リフォームは言わば家のホームドクターのようなものだ。小さいからとバカにせずにつながりで商売できるようにしたい。 
 
何年も前からリフォームの時代が来ると言われたいた。日本人の新築好みもあってなかなか規模が拡大しなかった。新築を追い越すだろう言われながら未だに少ない。やっと流れがリフォームに傾いてきた気がする。


冬の工事

朝は冷え込んだが日中は気温が上がり小春日和。基礎の現場は30日の打設に向け型枠工事を快調に進む。来週にも型枠を剥がしタタキの打設。整地して基礎工事は終了する。 
 
11日から資材の搬入や足場工事が始まり建て方になる。15日の上棟に間に合うように屋根工事も進む。年内にも外部を塞ぐようにしたいので人数を投入する。 
 
基礎の打設の前にアンカー位置とか根入れ深さをチェックする。アンカー位置は私が全て位置出しをして深さも指示する。ホールダウン金物の位置は特に念入りに出す。 
 
今日と明日で断熱材入りの型枠をつける。養生後に型枠を剥がし内外部のたたき部分を打つ。ここまでで基礎工事の大枠は終了する。整地して完全に終了になる。 
 
何だかんだと間に合わないとか職人が言いながらやればできる。叱咤激励の甲斐あってよほどの大雨でもない限り間に合う。人も集めることもできたし天気も良かった。 
 
ここ数年は通年工事が普通になって冬でも基礎を打つ。さすがに氷点下では難しいが防凍材もあるから真冬でも打てる。冬の間はヒマなので湯治に行ったりしたのが懐かしい。CIMG7974


他との差別化

昨日も一日仕事で合間に買い物に出かけた。師走のかき入れ時でどこも満員の盛況。夕方になっていつもの温泉とワンコの散歩。 
 
今日は朝から清掃業者が入るので鍵を開ける。すぐ基礎の現場へ断熱材を届け写真を撮る。そのまま作業場で加工の打ち合わせ。戻ると昼食で薪ストーブの下に敷く鉄板を引き取りに。 
 
清掃が入るとほぼ完成時に近くなる。明日は建具取り付けを予定している。昼に配達にきた建材業者が現場をしばし見学。彼らはあちこちの住宅会社に入っている。 
 
彼らから見れば当社は零細になる。年間売り上げも少ないが注目は別のところにある。職人不足もあって住宅会社は売り上げが伸び悩んでいる。 
 
単価を上げる以外に伸ばす方法がない。簡単にはいかないし継続するか難しい。他社との競争に有効な武器を持っているところは伸びると踏んでいる。 
 
客であるからヨイショもあるだろうが当社は他所とは違うと言う。今時手刻みとか漆喰とかまず見ることがないと言う。これからも継続するから年々伸びるだろうと言う。 
 
100%真に受ける訳ではないが最近の受注状況はかなり増えている。大工が足りないので簡単には増やせないが年間安定した受注ができると思う。職人の確保は手刻みと言うことから簡単には見つからないが。


遮熱壁

今日は慌ただしい一日。朝一番で昨夜入荷した照明器具を現場配達。すぐ基礎工事の配筋検査に立ち会う。問題なく終了して午後からの打設の準備。 
 
またレンガ積みの現場へ戻り照明器具とかコンセント類のチェック。細かい部分を指示して電気工事が終了。28日の検査後使える状態になる。つまり電気工事の官僚と言うことだ。 
 
レンガは午後3時過ぎまでかかり何とか終了。すぐ後片付けと養生の撤去。すぐ暗くなって細かいキズなどが見えない。月曜には掃除業者が入るのでその後にまたチェックする。 
 
薪ストーブは基本的に部屋の真ん中に設置しない限り遮熱壁が必要だ。計算法があってストーブのからの離れに応じて高さが決まる。概ねストーブ本体から1m以内に壁や設置物があると設けなければならない。 
 
遮熱壁は不燃物で構築し消防法に決められた設置法がある。確認申請時にも許可を得なければならない。調理施設のガスコンロなどにも制限がある。いわゆる内装制限が基準法にもある。 
 
ガスに比べると薪ストーブの方が危険そうだが遮熱壁だけでクリアする。内装制限に引っかからないところが面白い。10年ほど前には動かせるので遮熱壁すら必要ない時代があった。CIMG7927