青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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ガリステご飯

今朝も早起きをしたが真っ暗で散歩も何もあったものではない。仕方がないのでストーブの薪を運んだりして時間を潰す。7時ごろになるとようやく明るさを増して朝の雰囲気になる。曇りがちだが気温が高めだ。 
 
所用で田子に行くことになり家内と一緒に出かけた。噂のガリステご飯を食べようと思った。12時過ぎに所用を済ませガーリックセンターへ。結構混んでいるではないか。平日は20食限定だそうで滑り込みで間に合った。 
 
ウェルカムドリンクのにんにく入りコーラが出る。特にクセもなくまんまコーラそのもの。次いで大きめのお膳に並んだ寿司のようなご飯と小鉢に入った各種料理。メインの焼肉は一人ずつ焼きながら食べるスタイル。田子牛とポーク、鶏肉の三種類。 
 
いわゆるタレはなく塩で焼いた肉でご飯を巻いて食べる。田子牛はさすがだがポークや鳥はまあまあ。塩のみの味付けは普段あまりないので新鮮でうまい。パセリやレタスもついている。ご飯は寿司のように丸めて上に味噌とかニンニクが載っている。 
 
小鉢は9種類あって量は少ないが味は良い。甘いものから漬物まで一緒というのは慣れない。味噌汁もつくが余計な感じで味も平凡。量的には多くはないが女性には多いかも。最後が変わった容器に入ったアイスクリーム。味は濃厚で良い。 
 
食べ終わってニンニクの匂いが自分でもわかるほど強い。帰りに臭い消しのグミをもらったがそれでも臭う。金額千五百円なり…..高い気もするがこんなものだろう。田子でこのぐらいでこの味だったらウケるかもしれない。何度も行く気はあまりしないが。d0007875_16485199-750x500

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自動運転

曇りがちだが気温は高い。昨夜の雪が溶けて雨樋のついていない現場では屋根から落ちて仕事ができない。寒いなら寒いで溶けないが下手に暖かかいと困る。若い二人が協力しながら大工が板を張る。 
 
老人の運転で暴走とか増えてきた。やたらシルバーマークの車が目につく。若い頃には感じなかった運転の下手なのが多くなった。信号でウィンカーと反対に曲がったのも見た。渋滞で先頭の車が遅いとかよくある。 
 
歳をとれば運転が遅くなると思った頃があった。私は今でも運転は荒っぽいしブルーの免許証のままだ。性格は変わらないからずっとこうなのだろう。結構強引に追い越したりする。 
 
乗っている車は珍しいピックアップなので目立つ。なのにこんな強引な運転ではさぞ印象を悪くしているだろう。年を取ればそのうちトロくなるだろうと勝手に思っていた。そうなるとゴールドの免許証になって…….な訳はない。 
 
EV車が話題を独占しているがいずれ自動運転になるのだろう。そうなると強引な運転とか捕まるなんてことがなくなる。そもそも個人で車を所有すること自体がなくなりそうだ。カーシェアリングってやつだが個人で所有することが無駄なことはわかっている。 
 
両親が健在な頃は田圃も自分で耕作していた。田植え機とかコンバインとかも所有していた。あんなものは年に一度しか使わない。安くもないものを買って使わないからすぐ壊れる。いつも使う前に修理していた。 
 
だったら皆で共有して使い回せば良い。誰しも思い当たるがそうならなかった。だから車も自分の都合第一でカーシェアリングなんてできっこないと思っていた。しかしこんなに老人が増えたら自動運転にしないと大混乱になる。 
 
そうすると違反で捕まることもないし事故も減る。渋滞ももしかしたら解消できるかもしれない。良いことだらけだが私のせっかちな性格は変わらないからストレスが溜まるだろう。で、イライラして強引に手動に切り替えて事故になったり…..しないか。


現場調査

午前中は現場へ行き午後から新しい客の現場へ調査に行く。今月に入ってから何人か打ち合わせをしている。具体的に現場を見たり図面を起こしたりするのが最初だ。住所を聞き住宅地図で確認して現場周辺から調べる。 
 
リフォームや新築と様々だが現地を確認するのは大事だ。その際天気が良い日を選ぶようにしている。それも昼前後が一番良い。太陽光がどの方向からどの辺までかかるか知りたいからだ。 
 
以前2時間ごとの影の線を書いて打ち合せに及んだらびっくりされたことがあった。そこまで必要かどうかは別として設計の基本になることだ。日が当たる方向に窓を設けないで敷地いっぱいの建物はよく見る。 
 
ただ隣地は公園とか道路でもなければどう変わるかわからない。南東の角地がよく売れるのはこのためだ。将来のことまで考慮しないといけない。設計者がどこまで関与するかの問題だが限度はある。 
 
具体的なプランを持ってくる施主様は少ないから最初はこちらの一方的な提案になる。エッと面食らうのも普通のことだ。素人には思いもしなかったプランを出すのがプロだ。想像をしていなかったことばかりだろう。 
 
私はできるだけ奇抜なものとか見てくれ最優先は避けるようにしている。古民家とか伝統的な家つくりだから当たり前のことかもしれない。平凡と紙一重で飽き足らない方もいるだろう。作り方とか材料とか別な部分で差をつけるようにしている。 
 
この頃そう言う考え方の家つくりが増えて引き合いが年々増えている。規格化が進み外壁とか些細な変化でデザインするやり方が増えて反動かもしれない。どこか馴染まないと思うのだろう。こちらは当たり前の普通の家を作っているつもりだ。


絶滅危惧種

昨日の日曜は午前中個人的な所用で午後から打ち合せ。今日は大工が一人調子が悪いと休む。応援を頼んでいたから二人は二人なのだが。来週からまた一人来てもらう予定だ。本当に大工探しは困難を極めるようになった。 
 
現場は外壁を張っているが貼り方を少し変えた。いつもなら板を貼ってからささらをつける。窓とかないところは上まで板を張る。そこであらかじめ板とささらを組み込んで貼ることにした。 
 
お寺とかたくさん貼るときはこのやり方をとる。ささら合わせがない分早い理屈なのだがどうなるか。これは大工たちが考えたことで貼りやすい方法をやってみた。今日明日の出来栄えで結果が出る。 
 
建材と違って無垢材を加工して手間をかけて建てるのは難しい。その理由の中には方法が色々あることだ。大工や工務店によって工夫をして早く作る方法を考える。材料は同じでも手間が違うとコストは下がる。 
 
建材を使うのは手間がかからないからだ。材料費としては安いわけではない。メーカーは大工の手間を自分たちの取り分にしてしまった。結局価格競争に勝つためにと手間のかからない方法を追求した。その結果がメーカーの一人勝ちだ。 
 
手間賃は値切られ結論として大工が儲からなくなった。なり手がなくなるのも当然だ。そのスピードが速くなって60歳以上の大工を除けば絶滅危惧種扱いになった。引退や労働時間短縮をしたい引退間近組が増えて大工がいなくなってしまった。 
 
いつも現場は息子が最年少で変化がない。大工の息子もなりたがらない時代でなり手を探すのも大変だ。工務店なども新人を募集するが箸にも棒にもかからないのばかりだと言う。比較的郡部の方ではなり手がいるようだが。


鎧貼り

気温は大して変わらないものの風がないだけ暖かく感じる。玄関屋根の板金と板張りの大工が現場に入る。他の現場はないのでここだけに集中できる。この前のボイラー交換の集金が残るのみだ。 
 
板を張るとささらと呼ばれる押さえの縁をつける。息子一人で作業場で加工中だ。板は貼れるがささらは簡単にはつかない。板もささらも無垢材の杉である。加工は正確でも微妙に乾燥したり反ったりする。 
 
ささらはカギ型に斜めに加工をするが斜めが微妙に合わない。結局一段ごとに再加工しながら合わせていく。その手間が恐ろしくかかるのだ。 
 
一周23間で1間に4本つくから92本になる。一本あたり1時間と見て92時間、二人で46時間ずつだから6日ほどかかる。他の仕事もあるから10日は見ないとならない。板貼りも含めて3週間と見ている。 
 
同じ横張りでもささら無しだと1週間以上は早い。鎧貼りと下見貼りの違いは歴然で見た目がだいぶ違う。本格的な和風には必要な仕様でこれなしでは和風っぽく見えない。下見貼りは洋風のドイツ下見と同じだから和風向きではない。 
 
さらに杉板と唐松などの板でも違う。鎧貼りはやはり杉が一番でヒバやサワラもあるが貼り上がった時の感じが柔らかい杉が一番だ。木目も強いので見た目が綺麗だ。