今朝は雪がチラついて屋根は一面白くなった。現場へ行くと外壁張りの最中の大工が寒そうだ。明日あたりから徐々に気温が上がる予想だ。本格的に薪ストーブの季節が到来だ。
現場はいつも行く温泉の通り道になる。往復の際は脇を通る。道路から見ると小高い現場は遠くからもよく見える。45度に振った形と唐松の板張りが特徴だ。その外壁が2,3日で張り上がる。
唐松の板は十分に乾燥しても日射で縮む。塗装をすると目地の抑えが縮み下の板が見える。色が濃いと塗り残しが見えて美しくない。なので下地の唐松を貼ったら一度塗装し目地を取り付ける。こうすると縮んでも目立たない。
板張りは建材のように完全防水が難しい。縮んで狂うからだが下に防水テープや防水紙を貼っている。板の幅が大きいほど狂いも大きい。つまり問題が多いと言う事だ。小さいと貼る手間や目地が多くなる。
建材よりも加工や貼り手間、塗装とコストはアップする。それを懸案しても本物の魅力は捨てがたい。目地の深さは陰影を強くし印象深くなる。そこが魅力で希望なさる方は多い。板の樹種が違っても似たり寄ったりだ。
杉はやや和風っぽくなるが唐松は洋風になる。貼り方も目地を付けないとコストは下がるが防水のための実が必要だ。板同士を差して防水する。目地がない場合はさらに上に目地で蓋をする。和風だとささらを縦につけていく。