青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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遅い北国の春だが今日は桜も咲きそうなほど暖かい。現場も心なしかのんびりした空気が漂う。屋根の板金も終わって外部は外壁を今日明日あたり完成だ。コーキング工事をすると外部完成となる。大工は中の工事に入り天井から床壁と進む。 
 
息子は作業場で加工の真っ最中でカウンター類や内法を加工する。これの寸法や材質で部屋の雰囲気はだいぶ変わる。わたし的には一番楽しく悩みどころでもある。午後は自宅倉庫の羽目板屋フローリングの在庫をひっくり返し色々デザインを考える。 
 
天井はほとんど杉の羽目板が多い。軽くて施工も簡単で早い。以前は全て加工してオリジナルのものを使っていた。加工屋は持ち込んだ板材を加工するのだが刃物のセッティングに時間がかかる。毎回寸法や厚みが変わる。と言うことは足りないとなると同じものを作れない。だから余るように作る。 
 
日の当たらない倉庫に保管してある量が半端でない。腰板とか狭い部屋の羽目板には十分な量がある。ただし寸法や形状が微妙に違う。材質も杉、赤松、唐松はもちろん栗、アカシア、柳、桜米松…..もっとあるかもしれない。そして形状厚みが違うとくれば揃えるのが大変だ。だからどんどん溜まって倉庫にあふれている。 
 
壁の一部に貼ったり腰板にしたりセッセと減らしてはいる。ところが往々にして残り物は狂ったり節があったり大工の評判は悪い。一部に使うだけでグッと雰囲気が変わって良いのだが。毎回持ち込めば大工たちに白い目で見られる。また持ってきやがって….。在庫減らしに躍起になっている当方としては無理をしても使って欲しい。いつも揉めながら無理を通す。
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