青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝からアルミクズを積んでサッシ屋さんに行く。打ち合わせを済ませゴミから集めたアルミクズを降ろす。サッシ屋は安く捨てるルートがある。溜め込んだガラスアルミ類を処分してもらうのだ。すぐ近くの現場へ寄り外壁の板張りの仕上げを見てから製材所へ。加工して再び現場へ配達。戻ってブログを書く。 
 
4月に入るとあちこちの現場が動き始める。今来ている大工たちも来月には新しい別な現場へ散る。業界の一年は4月から12月までとなる。この時期に着工、完成が多いからだ。逆に言うと1月から3月の間は職人も確保しやすく継続して来る。時間もあるので仕事自体も丁寧ってことだ。 
 
4月に入ると号砲一発掛け持ちであちこち走り回る。だから3月着工とか職人たちにはありがたいことなのだ。ほんの少し早めるだけで手間隙をかけた仕事ができる。職種により多少の違いはあっても2,3月の仕事は貴重なのだ。 
 
職人不足は決定的な事項となった。ロートル軍団も大活躍で少なくとも4月以降は売り手市場になる。70歳近い職人も結構現場では見る。逆に30代とか若者が極端に少ない。土工とか屋根屋とか危険なもの汚いものは特に嫌われる。 
 
基礎屋は4月以降は重なりすぎて仕事を断れることも多い。冬の仕事が極端に無くなる職種なのでその時期に仕事を流して夏の仕事を優先してやってもらうようにしている。値切る、騙すは業界の暗部だったが少しずつ改善されている。払いが悪かったり評判が良くないところには誰も相手にしないからだ。 
 
それとは別に当社のような手刻みの職人にはレベルの高い技術を必要とする。人数の確保だけでなく技術レベルの確保もまた難しい状況になってきた。少なくとも墨付けができて内法などの加工ができる大工が二人いないと新築は難しい。だから息子に大いに期待する訳だ。